九份で立ち直る

そんなこんなでやっと瑞芳から九份に行く態勢がととのったが、もう夕方だったりする。もっとも九份は夜景が売りの一つであるので暗くなってもモウマンタイ。瑞芳駅前からバスが出ているのだが、もうバスを探す気力がなくなった。駅前タクシー乗り場に「九份まで205圓」と書いてある。205ニュー台湾ドルは600円くらいかのう。その値段だったら余裕でタクシーに乗れるな。
運賃は定額なので乗車するとすぐお金を支払う。余談ながら、通貨単位はニュー台湾ドルだが現地の人はエンと言っている。「圓」は日本では「円」の旧字体であり全く同じ発音なので違和感は無く、タクシーの運ちゃんに「205エン」と言われたらずいぶん安く感じてしまう(^_^;) 台湾では「圓」または同一発音の「元」と表記し、中国では「元」のみとなるがこれらはみんな同じというわけだ。
瑞芳から九份までの道は山道でくねくねだがタクシーは構わず飛ばすのでちょっと怖い。その分とっても早く着いてくれる。そしてタクシーは我らのような観光客はやまほど運んでいるので、降ろすところも決まっていて九份老街というバス停である。降りると目の前が基山街という狭い商店街の入り口。まったく何の下調べもしないで来たが、人任せでもすべてうまくいく\(^o^)/
そして夕暮れ迫る商店街を一往復。ものすごい人波で普通に歩くのも一苦労だが、右に左に興味深い店がずらずら並んでいて飽きることがない。ただ、ところどころにある臭豆腐の店には閉口するが。そんな中、猪肉のウインナーを買い食いしたり高台に立って高さにビビったりして普通に観光を楽しむ。
嫁の機嫌もだいぶ治ってきたところでとどめを刺す。嫁の手提げバッグが老朽化していてだいぶ前からお気に入りを探していたのだが、なかなか見つからず、あっても値段が高すぎて買えないなどで難儀していた。今日も革製品の店に入ってバッグを物色し、お気に入りが見つかって値段も…若干高い。が、ここで買いなよとゴーサイン。ついにバッグの買い替えに成功した嫁の機嫌は完全に治った。