暇つぶしに出石に行ってみる

豊岡もまた、快晴でくそ暑くて大変だ。時間がありまくるので酒屋巡りでもしようかと思ったがあまりにも暑いので、涼しいバスにでも乗ってみるかとバス停に行ってみるとちょうど出石行きというのがある。それだ!というわけで駅前のホテルに急行してチェックインを済ませてバス停に戻る。
バスの乗客は極端に少ないが、夏休みで高校生がいないのも影響しているのだろうか。そして出石までの所要時間も運賃も全く調べずに乗っているので、ちょっとスリルを感じられてドキドキ(^_^;) そもそも出石がどこにあるかすらよく調べてない。なんとなく豊岡の西にあるのかと思っていたが実は豊岡の南東だった。
出石は豊岡市街を流れる円山川の支流、出石川をさかのぼったところにある上流の町。バスはひたすら川に沿って走り続け30分くらいで終点に着いた。運賃は580円だった。出石は今は豊岡市の一部だが江戸時代は出石藩がおかれた城下町であった。というわけで中心部には立派な城跡があるわけで、それらの写真を撮ったりした。
また出石はそばで有名な街だが、江戸時代に出石に転封になった仙石氏が前任地の信州からそば職人を連れてきたのが起源だとか。仙石氏とはマンガ「センゴク」の主人公・仙石権兵衛の子孫であり、江戸時代の三大騒動の一つ仙石騒動を起こした家である。
その仙石騒動の中心人物が家老の仙石左京という人で、その人は地元では有名人のようで、蕎麦屋の屋号に「左京」「家老」というのがあった。平日ということで休みになってる店もある中、ここでそば食って帰ろうと思ったのだが…実はバスの折り返し時間が23分しかない!それを逃すと次は1時間後ということで、やむを得ずそば食わずに豊岡に戻った。