穴場の店に突入した件

念願の週末キター!けど、平日の激務の上に夏バテ気味で疲れた。月イチで行ってるマッサージの他には大して用事もないので家に帰って涼むしかないか。
ところでウイスキーの件だが、千葉県北西部、埼玉県東部に茨城県南部の結構な範囲の酒屋を回っている私だが、実は家の近所のある「ストア」にまだ行っていない。そこは崩れそうなビルの1階にあり店内は真っ暗で誰かが出入りしている気配すらないのだがシャッターが上がったり下りたりしているのでいちおう開店閉店はあるみたいだ(^_^;)
そしてちらっと酒らしきものが見えるので、もしかしてもしかするとお宝が眠っているかもしれない。とはいえあんまりな佇まいに店に入る勇気もわかなかったのだが、つい最近になってその崩れそうなビルが外壁を塗装するという挙に出た。色塗り替えるくらいならまだ潰れないということだろう。というわけで今日、勇気を出して行ってみた。
こんなストアでもいちおう駐車場まである。そこに車を止めて嫁と一緒に店にはい…ろうとしたら、店先に売っているものに目が行く。飴玉と、皿?ここは何屋だ?
そして恐る恐る中に入ると…想像以上の世界。広い店内の半分は仕切って使えなくしており、残りの空間にも品物はほとんどない。そして真昼間なのに電灯が一切点灯していないので真っ暗である。学生のころ学んだ、社会主義の国のお店の品物がほどんと並んでない様子に似ている。
しかし!数少ない売り物のほとんどが酒だった。ウイスキーは…ある!しかも古そうな!!といってもサントリーのローヤル12年とスペシャリザーブ12年、そして同10年。ローヤルは箱入りと箱無しがあり、箱無しも状態は良さそうだったが箱入りのほうが無難か。リザーブはもともと真っ黒な瓶で状態はよくわからんが安いし買うか。リザーブ10年のラベルにはセンチュリー2001年と書いてあって、21世紀になったことを記念した限定ボトルらしい。ということはもう20年近く前の代物ですよ…?
これら3本を持ってレジに行くと、店主が「3本…」と絶句していたので笑いそうになる。きっとこの店でウイスキーが3本も売れることは何年もなかったことなのだろう。20年近く店に置いてきたリザーブとの突然の別れ(^_^;)
やはり、思った通りに穴場の店だった。今日はこの一件でホクホクである。