寝過ごし注意

品川発、気づいたら「大津港」ってどこ? 寝過ごし注意の列車【関東編】」…列車の寝過ごし、これにはどうやらタイプが2つあるらしい。
私が寝過ごすときは、決まって“次の停車駅”まで。学生の時西鉄福岡から急行に乗って大橋で普通列車に乗り換えるつもりが、ふと目が覚めると列車は既に大橋に停車しており、あっと思った瞬間にドアが閉まったorz 次の停車駅の春日原に運ばれてしまった。
「やくも号伯耆大山事件」は2016年1月23日の当VOYAKIにて記載させていただいた。夜行列車「山陰」に出雲市から乗って米子で降りるつもりが、気が付くと列車は米子を出発していて、次の伯耆大山で降りる羽目になった。
「南延岡スタンドバイミー事件」は2013年7月13日の当VOYAKIにて記載させていただいた。急行「日南」を延岡で降りるつもりが、ふと目が覚めると列車が次の停車駅である南延岡に停車しており、慌てて下車したため一駅乗り越しで済んだという事案だった。
寝過ごしではないが、帰宅の電車内で漫画やスマホに夢中になりすぎて下車駅で降りそこなったことは数回ある(^_^;) これも次の停車駅で降りる羽目になるので一駅乗り過ごしのパターンである。
そうそう、これも寝過ごしではないがJR京葉線でホームに停まっていた列車に列車種別を確認せずに乗車したらそれが通勤快速で、次の停車駅まで運ばれていった事案もあった。次と言っても当時は京葉線内不停車だったので哀れ蘇我まで運ばれてしまったという痛恨事であった(;_;)
私の場合はこの蘇我事件の乗り越し距離が最長ということになるが、後輩社員N山は私と全く反対で終点まで乗り過ごす派である。東京で東海道本線静岡行きに乗ったら終点静岡まで運ばれ、武蔵野線の終電に乗ったら翌朝東所沢にいた、といった風である。世間的には大きく乗り過ごす方が話のネタとしては面白い。大垣夜行での数多くの悲劇は言うまでもなく、急行「能登」で帰宅しようとした高崎線ユーザの悲劇とかよく聞くところである。
で今現在関東で乗り越し注意な列車は、というと記事に挙げられている常磐線大津港行きはたしかにヤバい。23時57分に県境で降ろされる恐怖は想像するに余りある。しかもこの列車が始発の品川を出るときに水戸行きと表示されているのも悪どい。
JRは上野東京ラインの開通で長距離列車が激増。そのため、神奈川県で乗車した客が気が付くと黒磯とか籠原とか訳の分からん駅で降ろされることもあるよう。中央線方面も大月行きがヤバいが大月はいちおう都市なので死ぬほどではないかな。戻るのは至難だけど…
これだけだと記事の後追いなので、私鉄の例を探してみた。元町・中華街22時43分発通勤特急の終点は森林公園、0時42分着。中華街で飲んで帰宅しようとして気が付くと埼玉の奥地の駅に放り出されるという全くのホラーである。
それより前だが元町・中華街22時6分発急行で終点まで寝過ごすと0時7分に小手指着。小手指ってどこや?その前になんて読むんや??神奈川県民にコテサシが読めるかどうかともかく、折り返しの電車もなく埼玉で途方に暮れる感じ。もっとも小手指は所沢の郊外なので死ぬほどではない…かも。
東武方面は浅草23時2分発舘林0時29分着の区間急行が凶悪かな…。田園都市線からの直通列車は、終点が南栗橋なので意外と遠くない(^_^;) もっとも0時半に南栗橋は結構厳しい。
神奈川の東海道本線方面は、安定の熱海行き。熱海には宿がいっぱいあるからいいじゃない(^_^;) 千葉方面はあまり面白みがなく、横須賀線からの直通終電の終点は佐倉だし、京葉線の上総一ノ宮行き最終は0時前に終点に着くが、なんと折り返しがある。とはいえ0時過ぎに遠くの終点に放り出されてしまったらどこでも苦痛なので、そうならないよう気を付けなければならない。もし私がやってしまうとしたら午前1時前につくば、が最悪だがもう自力で帰宅する気力無くなるな。ちなみに終電は守谷どまりなので、そんなに痛くはない(がやはり辛い)。