阿武隈急行が危ないとは知らなかった

<阿武隈急行>車両更新に福島市が3900万円支援 3月補正」…あまり知られていないが、福島県第三セクター鉄道阿武隈急行がピンチらしい。開業当初に導入した車両が買い替えできずに30年。かなり老朽化しているそうで買い替えが急務なのだが累積赤字が10億円以上という窮状では自力で費用もまかなえぬと。
そこで1編成2両の更新費用4.6億円を国と沿線の県・市町が分担して負担することとなったが、当然ながら自治体にもお金は無いので負担割合でもめていたがようやく決着した、というのがこのニュース。とりあえず良かったね。
しかしこれで1編成分とはずいぶん高くない?阿武隈急行は交流電化なので交流電車が必要なのだが、地方鉄道向けの交流電車は無いし中古の出物もなかなか無い。独自設計すれば高くつくので、おそらくはJR東日本の車両と同型か。大赤字の鉄道だけにもっと安く済めばいいのだが…
いっそのこと、気動車導入したら?車両は安くつくしランニングコストも低い。が、気動車運転士の養成とか別の面で費用が掛かるので、それもなかなか難しいのかもしれない。