冬の高松には気をつけろ

今日は早起きして羽田空港に行って飛行機に乗って高松に向かった。数年前のこの時期、高松空港が濃霧のため飛行機が飛ばず行けなかったという痛恨の出来事があったので天気には敏感に反応していたが、今年は大丈夫そう。
搭乗してドアが閉まって離陸してから、機長が機内放送で言った。「高松空港の濃霧により、霧が晴れるまで上空で待機する可能性があります」はぁ?そういう大事なことは先に言え!!
しかし今日の関東はまったくの快晴、冬だから空気が澄んで遠くまできれいに見える。なおかつ、今日は富士山の真上を飛んだので雪をかぶった富士山頂が真下に見えてテンション上がりまくり。名古屋を過ぎるまではそんな感じで素晴らしかったがそこから西は雲に覆われて見えないので寝た。
すると高松空港は見事な濃霧で、しばらく上空で待機したらしく着陸時刻が少し遅れた。着陸時もなんも見えない中をグングン下がっていって地面すれすれになってようやく下が見えてきた状況。下手すると着陸できなくて近隣の空港に降ろされる羽目になったのではないか、と腹が立った。
そこで今日の前の便はどうだったのかということを、後で昼飯のうどんを食いながら調べてみると、朝7時台に羽田を出発したJAL便は徳島空港に着陸したのち、高松空港の天候回復を待って徳島から高松に移動していた。結局私の乗った便の後に高松に到着している。ANAの7時台の便はもっとひどくて、伊丹空港に着陸したのち、再度の離陸は無かった。つまり乗客は伊丹で放り出されている。
道理で私が高松空港に降り立った時、他に飛行機は1機しかおらず、搭乗口には大量の乗客が待機していたわけだ。その前の便の飛行機が来てないので高松空港発の乗客も待ちぼうけしていたのだった。
香川県は温暖そうなイメージなので霧が出やすいなどと全く想像つかないが、この近辺の瀬戸内海は非常に海象の悪い地域として有名らしく、戦後の一時期国鉄の宇高航路で連絡船の衝突事故が頻発したのは濃霧も一因とか。冬の高松おそるべし、危うく同じ失敗を二度するところだった。