レアアイテムゲットの瞬間

今日はいつも通りに出社した後、昼前に会社を出る。そして東京駅に行き、新幹線に乗った。そう、今日は宇都宮に用事があったのだ。宇都宮で昼飯を食うことにしているが、宇都宮といえば餃子である。しかし用事の前に餃子はいかがなものかと思い、普通にラーメンを食した。
用事が終わった後、私は東武宇都宮駅に現れた。そう、東武に乗って帰ろう(^_^;) 東武宇都宮駅東武デパートの立派な建物の中にある。次の電車まで少し時間があるので東武デパートの地下にある洋酒売り場に行ってみたが、めぼしいものは無かった。
その後駅に行くと、広くて立派な構内は実に閑散としており、構内の明るいのと比べてホームは真っ暗で雰囲気悪いことおびただしい。これが、県都のど真ん中にありながら特急列車は一日一往復しか発着しない、日中も各駅停車が30分おきに出るだけのローカル線の終点である東武宇都宮駅の姿か。来たのは何十年ぶりか忘れたが、こんなんだっただろうか。
出発までまだあと10分弱あるので、次の列車の終点・栃木での乗り継ぎを確認。乗り継ぎ表が壁に張り出してあったので見るが、実に見辛い表で理解するのに数分かかった。それを見ると、私が乗ろうとしている列車は栃木でJR特急スペーシアきぬがわ・新宿行きに7分で接続しているとある。
…なんですと!?
実は心の中で、新宿行き特急に接続してないかなー、でも一日4往復しかないし、用事がいつ終わるかわかんないから乗れたらラッキーだなー…と思っていたのだが、これがなんともズッポシ的中!!これは天啓としか思えない。私はまだJRと東武を直通する特急に乗ったことがないのでいつか乗るべしと思っていたのだが、それが今日である。
というわけでもう時間もないので早速特急券を発券してもらうために窓口に行った。すると駅員が言うには、切符を手書きで作るのでお時間がかかりますがいいですか?と言う。それはもしかして準常備券ってことかな?とワクテカしつつ、いいですよ次の電車の出発までに作ってくれればいいです、と返した。
すると…
それでは間に合わないので栃木で買ってくださいと言われた。なぜに?…なんと、東武宇都宮駅には指定席券発券の端末がない。ので、センターに電話して座席を確保した後で準常備券で手書き特急券を作るというタスクになっていた。だから作成まで10分以上かかるため発券できないと。今時…これが、県都のど真ん中にありながら特急券の発券システムすら設置されていない東武宇都宮駅の真実である。
準常備券の特急券を手に入れそこなった私は残念と声を挙げつつ電車に乗るために改札に向かったが、そこで駅員に呼び止められてあるものを渡された。
こ、これは…硬券の着駅清算だと!?着駅清算券とは要するに無札証明書、この駅から運賃払わないで乗りましたという証明書である。車内で車掌から切符を買う場合、あるいは着駅で清算する場合に乗車駅を証明するために使う。これまで軟券でもらったことは何度もあるが、硬券で常備しているとは…私と同じように無札で乗って栃木あたりで特急券購入時に清算する人が多いんだろうか。
ちなみに着駅清算券はB型で赤い縦線が入っている。うーん、素晴らしい。が、丸いスタンプ日付印を押されているのでそこがちょっと難点。