琴電コンプリート

時間がたっぷりあるので街中のうどん屋でしこたまうどんを食って、いつもたまり場にしているドトールに行ったが…ドトール潰れてた(;_;) やむを得ず少し離れたスタバで時間を潰す。
用事がすんで仲間とも別れ、一人瓦町駅に引き返す。まだ日は明るく、今日こそ琴平線に乗る絶好のチャンス!これまでは自由になる時間が遅くて夕方になっていたので、距離の短い長尾線志度線に乗っていたが、これで琴電コンプリート達成か。
暑い中しばらく待って琴平行きに乗車。まだ夕方ラッシュ前だがそれなりの混雑である。沿線は、長尾線志度線と同様に家がポツポツ建っている郊外の風景がずっと終点まで続く感じ。途中一か所軽く山越えするところはあったが、全体的に平らで抑揚のない、琴電って感じの風景だった。
でも瓦町から琴平までたっぷり一時間かかる。結構なトリップである。つくばエクスプレスの快速なら始発から終点まで45分、それより長く乗っているというのはちょっと不思議な感じ。
琴電琴平駅は琴平の街のはずれにあって、金刀比羅宮まで結構な距離があるので行くのはやめておいた。そもそも金刀比羅宮には長い階段があると聞いていたので、この真夏のくっそ暑い中に革靴で長い階段登りたくないので行く気は無かったが。
その駅前にでっかい望楼がある。説明書きを見ると、江戸時代に瀬戸内海を行く船に目印になるように建てた灯台みたいなものだった。でも、灯台を海から離れた琴平に建てるの?海から見て特別に目立ったと書いてあったが、現代の感覚ではちょっとわかりにくい。しかしこの望楼はかなりの高さがあり、江戸時代の建築物としては相当な高層建築だったのではないか。
JR四国琴平駅も同様に街はずれにあり、駅周辺には何もないのでとっとと離脱することにする。ちょうど岡山行き特急南風が到着する頃で、その次は始発の岡山行きがある。閑散とした駅舎内でお土産物を買って、普通乗車券で入場。目当ては岡山行きである。
これを多度津で降りると始発の高松行きが隣のホームにいる。車両は121系、まだ7200系に改造する前のトップナンバー編成であった。さて乗ろう、とするとまだドアが開かない。直前までドアを開けてくれないようだ。
121系の車内は、いちおうセミクロスシートなのだがJR四国の1000系や1500系みたいにボックスシートロングシートの千鳥配置に改造されていて、ボックスシートを占領してもいまいち落ち着かない。夕方ということもあり乗客は多く活況のまま高松に到着。
今回は琴電とJRを乗り比べてみたが、高松−琴平間は琴電琴平線の方が速くて安い。はっきり言ってJRの普通列車で行く人は鉄ヲタだけ(^_^;) 急ぎたい人は特急に乗るだろうが、運賃はもちろん大差がついてしまう。
高松に着いたが、まだ目的の列車の時刻まで3時間半もある(^_^;) とりあえず荷物をロッカーに放り込んで、高松築港駅に歩いて行ってふたたび琴電に乗車。そして瓦町駅で降りて、琴電コンプリートである。もちろん大学生の時に一度完乗を果たしてはいるが、21世紀だし再度完乗するのはよいこと。