廃バスターミナル?

都城は宮崎県南の中心都市、さすがに人がいっぱいだ。駅もなかなか立派なものだが構内の空きスペースに太陽光発電のパネルがぎっしり並べてあるのが興をそぐ。大きな駅の構内にそれはなかんべよ。
ここで鹿児島中央行きの特急を一時間待つので、駅前を散策。せっかくなので酒屋にでも入って珍しいウイスキーでも調べてやんべ。実は都城の中心部は西都城駅の方が近いようで都城駅はさほど栄えていないが、駅からちょっと歩いたところに鹿交のバスターミナルが見えるので歩いてみた。
…が、近づくとそれは廃墟であった。なんと廃バスターミナル!!こんなことがあるのか。さらに近づくと、廃墟の前にバス停のポールが建っていたので、完全に廃墟ではないとわかった。
そのバス停は三州自動車の都城バス停、であった。時刻表を見るとさらに驚かされる。ここから牧之原、岩川、志布志などに行くバスが出ているがいずれも数本ずつ。一番多いのは志布志行きの8本だが、後で調べるとこれはどうやら国鉄志布志線の代替バスらしかった(ただし西都城は通らない)。
バスターミナル前の道路上には宮崎交通の文化会館前バス停も建っていた。いっそ三州バスもこっちにバス停建てた方が良いのでは。
そして酒屋だが、近くの交差点にあった。恐る恐る入ってみると、主に焼酎を販売している酒屋だったが隅っこにウイスキーもあった。そこに見たこともない古ぼけたラベルを貼ったウイスキーが…。バランタインのファイネストと書いてあるが値段が7400円もする!今近所のスーパーなどで売っているバランタイン・ファイネストは1000円クラスの安い酒だが、これは同じ名前の別物だ。昔はこのくらいの高級酒のブランドだったのか。まさに掘り出し物、のように感じたがニワカには手を出しかねる。誰かこれを探している人がいたら、都城まで買いに行ってください(^_^;)
もう一つはサントリーのスぺシャルリザーブ10年、だったと思う。これも終売しているがネットでは比較的出ているもののようだ。これもお探しの方は都城にGOだ。
もう一軒、駅前飲み屋街の中に酒屋を発見。そこは品ぞろえも豊富で繁盛していそうだったが古い酒は無かった。が…最近とんと見ないサントリー「山崎」の700mLボトルがなんと13本!!!もあった。こんな数の山崎がお目にかかれるなんて壮観。飲み屋街で特に需要の高い山崎をしこたま揃えているのだろうか。さすがである。
都城から乗った特急「きりしま」は787系4両編成。いちおう指定席を取っていたが、そんな必要は全くなかった(^_^;) 終点の鹿児島中央駅で下車してホテルに向かい、その後仲間と合流して飲んだ。