最後に鉄の引きの良さが!

空港に向かう列車はコネクトという近郊電車にした。これが行きがけにも乗りたかった列車だ。運賃は約3分の1で時間は5分しか違わず、車両もコネクトは一部ロングシートの近郊型だがガラガラなので好きなところに座れる。こんなお得な列車ないだろと思うが30分に1本しかないという欠点もあり、みんなド高いエクスプレスで移動しているようだ。
途中5駅ほど停車するが、この路線も複々線であり西方面に行く長距離列車が隣の線路を爆走しながら追い越していく。反対側には地下鉄ピカデリー線が地上に出ていて、これも空港まで行ってくれる。一番安いのが地下鉄だが、こちらは1時間もかかるのでパディントンから利用するにはお得な列車でない。
これでロンドンは最後だから右に左に車窓を見て楽しんでいたら、昔の旧型車両などを置いてあった場所に煙を上げている緑色の蒸気機関車を発見!!おおおおSLじゃああああ!!!しかし電車の速度が速くて一瞬しか見られなかった。
あれこそフライングスコッツマンでは!?と思ったのだが、イギリスにはよく似た形のトルネードという現役蒸気機関車もいる。いちおうフライングスコッツマンのデフは門デフみたいな形をしているようで、そこでトルネードと見分けられるわかりやすいポイントがあるみたいなのだが、私の知識ではそのポイントが頭に入っておらず、どっちかわからんかった。
なおトルネードという機関車は鉄道愛好家の団体が昔の設計図を基に2008年に新製したものだという。好きだからってSLの新車作るとはよほどの根性!先日トルネードが160km/hで走ったというニュースも見た。
ロンドンを離れる最後のタイミングで一瞬だけでも現役SLが見られるとか、なんという幸運。