滅多に行かない秋田に行った件

毎日仕事の締め切りに追われて大変忙しくしているわけだが、忙しい理由の一つが今日にある。貴重な一日を使ってどこに行くかというと、秋田だ。
いつものように朝早く家を出て通勤ラッシュのTXで都心に移動し、以前よりは客が少なくなった山手線で浜松町に行き、モノレールに乗って羽田空港に到着。そして飛行機に乗って一路秋田へ。
まことに残念なことに秋田は雨が降っていた。秋田県内の鉄道は当然全て乗っているが、実のところ秋田観光をしたことがあるかというとほとんどない。田沢湖乳頭温泉郷秋田県、なんだっけ?そこには行った。あと、そこに行く途中に玉川温泉(ガチで湯治するとこ)は通りかかった。あと、どこかで稲庭うどんやきりたんぽを食しているが、どこだったか忘れた。
というような調子なので秋田のことはちっとも知らないと言って過言ではない。ので、こうして秋田を訪れることは大いなる喜びである。が…いかんせん雨天ではヤル気も萎える。そもそも秋田空港がどこにあるかチェックして来なかったのでどこに降りたかもわからん。ただし市内までバスで35分かかるということは調べてあるので、市街地からかなり遠いことは把握している。
JR秋田駅秋田市街地の東の端にあった。秋田市は城下町だが、古い街にある駅は往々にして街はずれにあるものだ。駅舎がスゲー立派なのに驚いたが、よく考えたら秋田新幹線が開業したときに改築してておかしくはない。私の脳内の秋田駅がどれだけ昔のままだったかということだ。用事のある時刻まで時間があったので列車にでも乗ってやろうかと思って改札口に行ってみたが、次の青森方面の普通列車は90分後と知って引き返した。それ以外のところに行っても仕方ないしなー。
せっかく秋田に来たからには秋田名物が食べたい。ということで稲庭うどんを食うことにした。しかし雨天なので市中のうどん店に行くのは面倒だったので、駅前の地下食堂街にある稲庭うどんの名店にした。うどんがつるつるでのど越し最高である。
用事がすんだらすぐに帰るわけだが、帰りは当然のごとく秋田新幹線である。時間が押して秋田駅に戻ってきたのが予約した列車の出発15分前となってしまい、大慌てでお土産を選別した。うーむ、いぶりがっこ1本丸々ってのはちと大きすぎたか。まあ、好きだからいいんだけど。
いよいよ秋田新幹線「こまち」に乗車となるが、ここで「こまち」あるある。上り「こまち」が秋田を出発する時、座席は全て後ろ向きである。次の停車駅の大曲でスイッチバックするからという鉄ヲタじゃなくても知ってそうな理由でそうなっているのだが、実は大曲まで35分もかかるので、その間ずっと後ろ向きで乗ってなければならない。
これが原因か、秋田を出発してほどなく気分が悪くなってきた。ううむ、鉄道で気分が悪くなるのは滅多にないのだがこれはクルなぁ…。気分が悪い理由はもう一つあって、それは乗り心地が悪いことである。「こまち」用のE6系は走行中に細かい振動がずっと続くので気分が悪い。これは参った。ので、車内販売でアイスクリームを買って食した。
車販で買うアイスと言えば岩のように固いカチコチアイスが有名なので、そういうのを期待してとちおとめを使ったイチゴアイスを買ったわけだが…匙を立ててみるとすっと入っていく。固くない!?味は問題なし。とてもうまい。
「こまち」が盛岡に着くまで外は明るかったので久しぶりに田沢湖線の景色を堪能…と言えるのだろうか。田沢湖線の景色面白く無くね?(^_^;)進行右側に座っていたが、右側だけつまんないんだろうか。どうでもいいことに気付いたが、沿線に瓦葺の家が非常に少なかったなぁ。
E6系の細かい振動は新幹線区間に入っても収まらず、大宮までずっと振動しっぱなし。いやこれ参るわ。E5系の方がいいです。