あの列車に乗るまで

用事はつつがなく終わったが、私の帰りの便まであと4時間半ほどある(^_^;) 暇なので琴電に乗ることにした。乗りたいのはやはり琴平線だが、夕暮れ時の17時なので日没が心配。スマホで日の入り時刻を調べると、17時25分だった。琴平線だと途中で日没確定。なので今日は志度線に乗ることにした。
3両編成のもと名古屋市営地下鉄の車両は定刻に発車。夕方ラッシュ時ではあるが乗客は座席も埋まらない程度。郊外に向けて走る路線なので、客はこの後減る一方なのかと思いきや停車するたびに少しづつ拾っていく。
距離の短い路線なので真っ暗になる前に終点に着くかな、と思っていたが、日はどんどん落ちてあたりは急速に暗くなっていく。まさに「かたわれどき」(by君の名は)だ。志度線には有名撮影地だった海岸沿いの区間があるのだが、そこまで来た時はもう暗闇寸前で海も濃い青色、空も濃い青色。
終点の琴電志度駅はローカル線の終点らしい小さな小さな駅。以前来た時の記憶はほとんどないので、こんな風だったっけ?と思いながらすぐ近くにあるJR四国志度駅に移動。こちらは橋上駅舎の近代的な駅だったが、窓口業務が17時半で終わってしまっており無人駅状態。琴電志度にはまだ駅員いたのにね。
去年琴電長尾線に乗った後の帰りに乗ったJR高徳線は夜の上りなのに結構な乗客がいたと記憶しているので、志度から座れないかもと覚悟。いやあ、それにしてもホームで列車を待っていると猛烈に寒い。ホームでこんな寒い思いをしたのは新青森駅で吹雪の中で列車を待った時以来かも。
やってきた2両編成はやっぱり乗客が多く乗っていた。が、空席を発見して窓側ゲット。今日乗ったJR四国1500形は一部転換クロスシートなので非常に良い。もっとも、窓側に座っても外は真っ暗なのであまり意味は無いが。
JR高松駅に戻ってきたのは18時半である。前回は駅周辺の飲食店(特にうどん屋)が次々に閉まって飯に困ったので、急いでうどん食うぞ!と思っていたが、駅ホームのうどん屋がまだ開いていたので飛び込んで食した。うまい、でもきつねうどん大盛510円は高松のレベルでは高かったかも…。駅の外に出たら、駅前のうどん屋がまだ営業していた。今度は、そっちにしてみよう。
いやしかし、次の列車まであと3時間ほどある。高松駅は市街地から北に少し外れており時間を潰す場所があまりない。だが駅構内にいるのはあまりにも寒くて耐えられない。とりあえず駅2回の喫茶店で時間ぎりぎりまで粘って寒さをしのいだ。