あの列車は大ピンチか?

今から乗る列車、サンライズ瀬戸はいつの間にか入線していた。改札にサンライズに合わせた人の出入りがなかったので気づかなかった。行ってみると驚いたことに、ホームに人影がほとんどない。まるで無人のホームから回送列車でも出て行くような雰囲気。記念撮影している女性2人がいなかったら完全無人だった。
私が今夜乗る車両は先頭の14号車だったのでそこまで歩いていくわけだが、窓越しに車内を見てもほとんど空室。ううむ、これはやばい。直前になっていささかでも人が来るのかなと期待したが、それもなかった。14号車は始発時点でほんの数人、他の車両も似たり寄ったりで、誰が乗ってるか判る「のびのび車両」にも数組しかいない。
サンライズ出雲は好調らしいが瀬戸は…と聞いていたが、閑散期の真冬の平日とはいえこれはヒドイ。今日が特別ヒドイならまだいいけど、いつもこんな状況だったら非常にヤバい。日本最後の定期寝台列車だが、そう遠くないうちに無くなってしまうのだろうとは思うがこの状況ではそれがもっと早くやってきそうな、そんな悪寒。
出発後車内で検札を受けて速攻でシャワーに行った。予約なしの先着順だが、ここも競争相手はおらず。人がいないから何事も楽でいいが、サンライズ瀬戸の将来が非常に危惧される。
岡山到着直前の車内放送で、併結相手のサンライズ出雲が大幅に遅れているので今日は連結しないで発車する、とあった。昨日から山陰地方は大雪になっていて高速道路は通行止め、鉄道も運休と散々なことになっていて、サンライズ出雲も影響を受けていたのであった。岡山から乗車する出雲の乗客は瀬戸に振り替えになったようだが、今日の瀬戸はガラガラなので予約変更もスムーズだったことだろう。岡山発車時点でも14号車の客は増えなかった。いや本当にヤバいなこれは。