博多弁で「穴がほげとう」と言います

朝起きてみると大変な出来事が起こっていた。それがこれ⇒「大規模な道路陥没 福岡市「地下鉄工事が原因」」5車線道路の道幅一杯にでっかい穴が開いていて、周囲の建物が今にもその穴に倒れこみそう!実際にはそれらの建物は岩盤の上に立っていて、ちょっとやそっとじゃ倒れないのだけれども、建物の下までえぐれて恐ろしい状態。
パッと見て、ここはどこの通りだ?大博通りか?それとも住吉通りか?とわからなかったが、正解は博多駅の博多口からまっすぐのびた通り(はかた駅前通りと名前がついている)。ああそっちか、そっちなら福岡市の交通に致命的では無いかな?と思ったが、そこにもバスいっぱい走ってるようだ。そんなことは無かった。
昔東京のど真ん中、御徒町で起こった道路陥没事故を思い出し、原因は地下工事か何かかなあ、と思ったら、地下鉄七隈線博多駅の工事現場の天井が抜けて、大穴が開いたとのこと。…そうか、地下鉄工事進めてたんだ。知らんかった(^_^;)
事故が起こったのが午前5時だったことや、現場の判断が早くかつ的確だったためいち早く交通規制が敷かれたこと、などが重なって誰も穴に転落しなかったのは幸いだった。御徒町の時は車が落ちてたよな。あの時も死者は出なかったが、今回の穴は特大なので落ちたらただでは済まなかったかもしれない。
事故現場周辺の交通が遮断されたのはもちろんのこと、ライフラインは寸断され、博多駅まで停電で真っ暗。非常用電源が作動したのはいいが、その電源が切れるまでに電力が復旧しなかったために山陽新幹線は一時列車が止まったそうな。
地元の某地銀のオンラインがやられて業務が停止しているようだが、それはテレビニュースで散々映った、事故現場傍に本店がある銀行ではなくてもう一つの銀行だった。その銀行にしてみれば、全くついてない。ヒドイとばっちりである。(もう片方も一部業務が停止だそうである)
原因はいろいろ言われているが、福岡は博多湾に面していて昔は海だったところも多く、その地下は砂が多くて意外と掘りにくいんやなあ、と思った。福岡県には炭鉱が多くあったため、地面の陥没事故というのは割と多く発生していたのだが、炭鉱と関係ない福岡市のど真ん中でこれほどの陥没というのは稀だ。…と思ったら、七隈線関連では以前にもキャナルシティのあたりで陥没事故があったとのこと。それは以前の反省が生かされてないってことだろうか?もっとしっかりしてもらわないと。