廃車ビジネス

お座敷電車「ニューなのはな」、9月の「長野への旅」でラストラン JR東日本」…最近、JR東日本の老朽電車が現役引退するにあたって、ラストランの目的地が長野、という事例が散見される。長野にはJR東日本の工場があってそこで廃車の解体なんか行っている。ラストランが終わった電車はそのまま工場に送られて廃車解体という流れである。
だから、「長野への旅」と銘打ってはいるが実態は廃車するために長野へ回送する電車に客を乗せているわけだ。ラストランと宣伝すれば鉄ヲタはまず間違いなく引っかかる。なにせこの機会を逃せは二度とその電車に乗れない(はずである)。急転直下、どこかの鉄道が引き取り手になった場合に廃車工場からの「奇跡の生還」を果たす可能性も無きにしも非ずだが、基本的には永久にこの世から失われることになるから鉄ヲタは引っかけだとわかってて敢えて引っかかる感じ。
まあ、廃車になる車両にとっては、盛大にお別れ会をやってもらったと思えばいいのかと。廃車する電車にまで客乗せるとは商魂たくましいが鉄ヲタ的にはそれですらありがたい\(^o^)/