岐阜ってこんな街でしたっけ?

今日は外出なのだが、昨日から西の方で大雨になっており、当然その雨雲は東に移動してくるということで最悪土砂降りも覚悟しながら家を出た。とりあえず関東は小雨、いったん駅に入ってしまえば次は目的地の最寄り駅まで屋根の下だ。
東京駅から新幹線「のぞみ」に乗車。せっかく山側の窓側E席を取ったが、富士山は見られそうにない。眠いし、今日は寝ながら行くか。…起きてふと外を見ると、晴れてるじゃねーか!さすがに富士山見るのは無理だが、これはラッキー。それにしても雨はどこいったんだ。降らない方が100倍いいけど。
すっかり暑くなった名古屋で下車。改札を抜けて、駅構内の飲食店で昼食。ちょうど昼飯時なので客が多いが、関東のようにバカみたいな行列は作らなくていい。
そして地下にある名鉄名古屋駅にGO。久しぶりに名鉄特急乗ってやるぜ!へいへい!!とウキウキしてみたが、自由席の乗客があまりにも多いのでへこたれて指定席(ミューチケット)を購入。名鉄特急は6両中4両が特急料金無しの自由席、2両が指定席料金必要の特別車。その特別車は、超ガラガラ。ちょっと大丈夫なのかと心配になる空きっぷりだ。
その特急に乗って名鉄岐阜に向かうわけだが、名鉄のこの区間に乗るのがかなり久しぶりのようで、いろいろ新発見だらけで楽しかった。特別車両はJRの特急のように2人掛けシートがずらっと並んで快適そのもの。ええ贅沢やわー。
以前乗ったのが昔すぎて忘れたのだが、岐阜までの特急停車駅が国府宮、一宮、新木曽川笠松と4つもある。そんなに停まりますか。まあ終点まで乗るからいいけど。岐阜への速達という点においてもはやJR東海にかないそうもないので、豪華快適にしつつ途中駅のフリークエントサービスにも徹するわけやね。
そんな風にご機嫌な感じで名鉄特急を下車して新岐阜、もとい名鉄岐阜駅に下車。駅が小奇麗になっている、ま、それはそうか。階段を下って外に出ると、駅の周囲は結構きれいに整備されている。ロフトのビルと連結もされている。
しかし…目の前の通りを見てなんだか強い違和感に襲われた。かつてそこには名鉄岐阜市内線という路面電車が走っていたが、それはとうの昔に廃止され今は普通の通りである。敢えて言えば、かつて線路だった車線の舗装がその外側のもとから道路だった車線の舗装と色が異なるので、知っていればここに線路があったんだなと思える程度だ。
あれ、岐阜ってこんな街だったっけ。昔は、もっと賑わいがあったような気がした。今見ると歩く人は少なく、街並みも背の低いビルばかり。岐阜の市街ってこんなにしょぼかったか?(^_^;)
歩きながら考えた。路面電車があった頃は、正直言って路面電車しか見てなかった(^_^;) だから通りに建つビルが低いのだらけだなんて気にしてなかった。今、路面電車のない通りをごく冷静に見て、発展してなさっぷりに今更ながら驚くと言った次第。
フォローする意味で言うと、通りにバスはいっぱい走っている。しかしそれらのバスはJR岐阜駅まで直通している模様。路面電車新岐阜までだったから、利用客はみんなそこから名鉄に乗って名古屋方面に行った。バスがJR岐阜駅まで行ったら、客はみんなJRで名古屋に向かうだろう。名鉄岐阜の利用客はかなり減ったとネットに書いてあった。さもありなん。