島鉄しばらく安泰か

ようやく観光を終わって島鉄で帰途につくわけだが、どうせなら終点の島原外港から諫早まで全区間を乗りたい。ので、荷物をコインロッカーに放り込んでいた島原駅から島原外港駅まで乗って折り返した。ちょうど夕方のラッシュにかかる時間帯だったのでどのくらい混むかというのも気にはなった。
島原駅でたくさん乗り込んでくるがボックス席がほどよく埋まる程度でまだ多くはない。高校生ももっとたくさん乗ってくるかと思ったがそれほどでもない。しかしまあ、経営が多分苦しいローカル線にしてはたくさん乗っていると思った。
天気は快晴で景色もよく、久しぶりのローカル線を堪能していると諫早に近づくにつれて徐々に高校生が増えてきた。諫早東高校前という、いかにも高校生が大勢乗ってきそうな駅で激混みになるかと思ったが、激というほどではなかった。しかし大勢の立客が出て、さすが夕方のラッシュだ。
諫早でのJR特急「かもめ」の接続は9分あったが、途中列車が遅れたために接続は5分程度になってしまい、次の「かもめ」の指定を受けた。諫早駅は今日でおしまいになる旧駅舎の片づけを始める一方、明日から使用する仮駅舎の仕上げを急ピッチで行っていた。まだ自動改札機も取り付けられていないが、旧駅のを移設するのだろうか。旧駅舎には新しい島鉄ホームが設けられており、島鉄の乗降が便利になる一方でJRホームへはいったん地下道に降りて向かう形になる。JRの駅なのになかなか興味深い形だ。
今日乗った「かもめ」は黒い787系である。嫁は「つばめにしか見えない」と言っていたが、それで正解。元の「リレーつばめ」の車両である。その時のデカール類をはがさずに上から車体と同色のテープで隠しているだけなので、下からリレーつばめのマークなんかが盛り上がって見えるのが興ざめである。こういうところで金ケチるってどうなんだろう。