東武のSL列車があまりにも気合が入りまくっている件

東武鉄道のSL列車、車掌車やディーゼル機関車も連結…JR5社からかき集める」…東武のSLが、ついにキ・キ・キター!!既報通りSLのC11はJR北海道からのレンタルだが、他はすべて譲渡。注目の客車はやはり、JR四国で長年放置されていた14系4両と12系2両。ほかにJR貨物JR西日本から車掌車ヨ8000を1両ずつと、JR東日本からDE10ディーゼル機関車(DL)の譲渡を受ける。
これらを組み合わせて、SL+客車3両+ヨ8000+DLの編成を組むそうだ。客車とヨがだぶってるが、予備車なのだろうか。まさか2編成作ってたくさん運転するつもりじゃなかろうな?そのためにはSLとDLをもう一両ずつ調達しないとダメだが。
東武の気合の入れようは車両だけにとどまらず、SL列車の始発となる下今市駅と、終点の鬼怒川温泉駅の両方に転車台を設置!!SLが常に正面を向いて走行するよう配慮するという力みよう(^_^;) 転車台は二基ともJR西日本から貰う。長門市駅と三次駅にあるそうだが、よく今まであったなそれら…。
転車台と言えば、東武動物公園の園内列車も機関車牽引で両端の駅に転車台がある本格派だったから、東武には「SLは正面を向いて走るべし」という鉄則でもあるのか。
さらにさらに、東武はSLの検修も自前で行う。そのために南栗橋の電車基地に検修庫を新設するそうだ。関東でSLを運行している真岡鉄道秩父鉄道はSLの検修はJR東日本アウトソーシングしている。東武はそれすら自前でやるというのだ。ということは、SL運転のために養成している要員は機関士や機関助士のみならず検修員まで含まれる。ものすごい力の入れようである。
もはや、下今市駅を昭和レトロ風に改装するとかいう話ももう驚かないほどの力の入れよう。感服しました。あとは、これらがすべて実現して2017年にSL列車に乗車できる日が来るのを首を長くして待つだけだな。