パワースポット巡り

午後は嫁の希望でパワースポット巡りである。まず最初の標的に選んだのは龍山寺という寺で、最寄り駅はずばり龍山寺駅。メトロを乗り継いで龍山寺駅に行き、地上に上がると目の前の公園の向こうにそれがある。
とにかくものすごい人の数である。寺と言いつついろいろな神様が祭ってあるとのことで、もはや何の宗教かわからないけどとにかくすごい。厳密なお参りの仕方があるみたいだが、何分初めてなのでどうしたらいいかわからず、他人の真似をするのも難しいほど。とりあえずお線香を3本ゲットしなければいけないようだが、どこで売ってる?
実はお線香はタダで配ってた。人ごみの中でそれをもらうと、次にそれに火をつけないといけない。どこでつける?…近くのろうそくで火をつけようとしたらおばちゃんに怒られた。ろうそくは全然別の用途でそこにあるらしく、火をつけるところは別にあった。
だんだん面倒になってきて、他人のやりようを見ながら手早くお参りを済ませた。嫁は結構真剣にお参りしてたが、いかんせん人が多すぎ。いや、いいところなんだけどね。
次に西門というところにある「阿宗麵線」なる細麺の麺類を食しに西門町に行く。最寄り駅はもちろん西門駅。地上に出ると…うわなんだこの人の多さは!若者むけの店が多く、街の雰囲気が渋谷に似ている気がした。その一角に「阿宗麵線」の店はあり、行列ができていたのですぐにわかった。
売っている麺類は一種類、LサイズとMサイズがあるのみ。単純なので次々と注文をさばくので待ち時間は長くない。そして大阪のたこ焼き屋みたいに店頭で立ち食い。味はなかなかよろしい。軽く食べるのにはちょうどよい。
パワースポットの次の標的は霞海城隍廟というお堂。西門の隣駅、北門駅から徒歩。しばらく北上すると、あまり観光地っぽくない永楽市場というところに入って、その中にあった。人はもちろん多いが、さっきの龍山寺よりは小さくお参りしやすい。
いやそれにしても、この永楽市場なるところ、何十年か前の古い街並みが(たぶん意図せず)残っていてとても趣がある。あとで検索すると去年放送した「孤独のグルメ」で台湾シリーズ2番目として登場した場所がここだった。忘れてた!!!orz
永楽市場を抜けたら迪化街なる乾物屋街となる。見事に乾物屋だらけで、しいたけがやたらに目立つ。この辺から次の目標まではバスを利用しようと思っているのだが、バス停がなかなか見つからん。まさかバスも来ないところだったか?ずいぶん歩いたがさっぱり見つからず、さっきの北門駅まで戻ればよかったと後悔。
結局民生西路という大通りを東に向けてかなり歩いてやっとバス停を見つけ、そこからバスに乗った。バスといえばお釣りで二度失敗しているが今日は一日乗車券なので安心。
最後の目標は行天宮。最寄り駅は行天宮駅である。バスを降りて宮に向かうと花売りが近寄ってきてしつこく迫ってくる。この行天宮は関帝廟だった。かなり大きく、立派なお堂である。時間が遅いせいか人は少なめになっており、しかも静か。前2つはすごい喧噪だったからなおさらである。
こうして三つのパワースポットを回り終わり、疲れをいやすために嫁がチェックしたマッサージ店に行く。といっても、店に行くためにまた結構歩くわけだが。双連駅の方角に歩いて行って店を見つけた。ここは盲人の方が施術をやっていて相場より安いのが売り。たしかに良い感じだったが、実は昨日の夜にも台北駅の台北商店街にあるマッサージ店で同じように盲人の方が施術をしている店でサービスを受けていて、そっちもよかった。台北駅の方が交通の便が良いのでそっちがオススメだな。
ホテルに戻ってきて、改めて台北101地下のショッピング街に行き晩飯を食べようとする。すると、有名店「鼎泰豊」が待ち時間5分で入れるとあったので迷わずここにする。昼間に行くと45分待ちとかになってる店なので、これはラッキー。もちろんとてもうまかった。もっとも鼎泰豊は日本にも支店があるが。