素晴らしいロープウェイ

これに乗って終点の動物園駅まで移動。名前の通り動物園の最寄り駅で、猫空へのロープウェイへの乗り継ぎ駅でもある。雨が降ってきそうな残念な天気の中、ロープウェイを目指して5分ほど歩く。ロープウェイにありがちだが地上駅は3階建てのビルで乗り場は3階にあるので階段を上がる。乗車の列が2つあって、片方は一般席で片方は「水晶席」とある。何かわからないが、近くにいた案内人に値段が違うのかと聞いたら違わないというので、高そうな?水晶席に並んでみた。
これが失敗だった。一般席の列はどんどんはけるのに水晶席の列はちっともはけない。ここでまた嫁の機嫌が悪化する。なんということだ…orz
水晶席とは、ロープウェイののりもの(搬器)の床がガラスになってて真下の景色も見れるというものだった。一般席に比べて数が少ないので乗車の列がはけなかったのだ。面白いけど正直これでなくてもよかったな。帰りは一般席にしよう。
このロープウェイは全長4?という長さを誇り途中駅は2つある。まるで箱根のロープウェイのようだ。高低差も300mもあるが、尾根を2つか3つ越えるため急な上り坂と下り坂を繰り返し、まるでジェットコースターのようだ。スピードが遅いのにとてもスリルがある。これは面白いっす!!ロープウェイマニアの&h3f3fさんにも超オススメだけど、&h3f3fさんはとっくに乗っていそう。
始発の動物園駅から一つ行った動物園南駅は動物園の裏のようで、近くには家も建ってる。これで通勤とかしてたら笑うな。搬器から動物園を見てると遠くの方に列車らしきものが走っているのを見た。園内遊園地ののりものっぽいな。乗りたいけど動物園に行ってる暇はないな。
次の指南宮駅にはその名の通りの指南宮がある。元々は道教の霊廟だが儒教も仏教も祭って三つの宗教が同居という珍しいカタチ。長い時を経てそうなったのかと思いきや、ここの歴史は120年とか。そんな短期間に習合しちゃったのかと。
ここも面白そうだが時間がないので立ち寄らず終点の猫空へ。気温が低いだけではなく突風がひどくて寒いのなんの。おまけに雨交じりだし。猫空はお茶の産地ということで山の斜面には茶畑が広がり、狭い道沿いにはお茶屋さんがいっぱい。せっかくなのでその中の一店で茶を飲んだ。
本来ならもっと猫空を堪能すべきなのだろうが、時間がないのと寒いのと雨交じりなのとで早々に下山を決意。ロープウェイ駅に戻る途中で、ふもとから登ってきた路線バスとすれ違った。
それが、マイクロバスに毛の生えた小ささで、しかも満員立席アリ。…バスが小さいということは道が狭いということで、くねくね山道をこんな狭苦しいバスで立ちん坊とかありえん。なんでロープウェイで来ないのかと(たぶんバスのほうが圧倒的に安いからだろう)。