リニア・鉄道館に行ってみた件

大阪から「しなの」で約2時間、昼前に名古屋到着。長野まで乗りとおしたい衝動を抑えつつ下車。名古屋近辺ではこの前の出張で未乗線だった桜通線を完乗しており、緊急性の高い路線は無い。ので…あおなみ線に乗って終点の金城ふ頭で下車。駅の真ん前にあるJR東海の博物館「リニア・鉄道館」に向かった。
土曜日ということもあるのか親子連れが多数来ているようで、まずまずの繁盛ぶり。中に入ると一番最初に目に入ったのは、C62 17号機だった。ああなるほど、これが一番に来るとはオジサン感激だな!C62 17号機は狭軌世界最高速度の129km/hを叩き出したSLで、記録した場所が木曽川橋梁上だったという名古屋ゆかりの車両だ。
その隣には新幹線とリニア車両が置いてあるが、どちらも試作車だ。この博物館には試作車が多く収蔵されているが、やはり「中の人」としては試作車の思い入れが深いのだろうか。一般人は営業運転に使われた車の方が興味あるような気はする。
とはいえリニア車両の中に入ることは出来る。後で帰り際に入ろう。
エントランスを抜けるとだだっ広い展示スペースに入るのだが…車両がぎっしりだな!噂通り、室内いっぱいに保存車両が展示されている。どれも貴重なものばかりだが、中に入れても座れる車両は少ないかな。まあ、座られて車内が痛むの嫌だろうし。個人的には、新幹線0系の食堂車36型の車内に入れたのが嬉しかった。あまり縁がなかったので…。100系の2階建て食堂車は中が非公開で残念。こっちは縁があったので、中には入れないと死ぬというわけでもないが。
鉄ヲタとしてはキャッチーな展示車もいいが、隅っこに固めて置いてあるモハ63とかマイネ40とかに激しく興味が。マイネ40とかよくあったな!モハ63はいったいどこから持ってきたのだろうかと思ったら、牽引車クモハ90を思いっきり先祖帰りさせたもののよう。たぶん、新車作ったに近い大工事の末誕生したものだろう。
これら隅っこ組は遠目に見るだけしかできず、せっかくの力作が間近で見られないのは勿体ない。
新幹線もいいけど、目玉はやっぱり蒸気動車ホジかな。これはすごいな…内燃機関の未発達な時代に、客車に無理やり蒸気機関を押しこんだ力技がすごい。あと館外に展示のケ90もいい。写真でしか見たこと無かったケ90が目の前に!!
とひとしきり感激した最後にリニア車両に行き、中に入ると…意外と普通やな(^_^;) 外見は十分に未来的だが。