水害であちこちの線路が被災の件

取り上げるのが遅すぎるが、私が出張していた10日に発生した茨城の水害の件は悲惨なことになったな。以前からよくドライブしていた地域が被災してしまい、とてもがっかりで悲しい気分だ。
ここは真っ平らな地形で水田が広がる広々としたところであり、江戸時代くらいにはずっと沼地だったんだろうなあと思っていた。実際、被災地域よりもっと北だが大宝神社の周囲は昔は大きな沼地で、沼と沼の反対側にあった城と大宝神社自体も城になって3点セットで防衛線をひいていたと神社の看板に書いてあった。
ところで災害発生後からしばらく関東鉄道常総線の被害のことについて報道が無かったので、かなり派手にやられているはずだがどうなっているのだろう?と思っていたが、やっぱり派手に被災しているとわかった。14日から一部で運転を再開したのだが、客が少ない方の下妻−下館間のみで取手側の復旧は当面無理みたい…。水海道の車庫が冠水してるようだが、車両へのダメージが心配である。
しかし被災しているのは関東鉄道だけじゃない。東武の被災も報道されているので知っていたが、小湊鉄道も山間部で大きな土砂崩れがあり里見以南が不通のままであることにしばらく気づかなかった。くしくも小湊鉄道にはトロッコ列車の新製というグッドニュースがあり、つい先日新車のトロッコ車両と機関車が搬入されたばかり。トロッコの運転区間は里見−養老渓谷間を予定しており(里見の工事完成までは上総牛久−養老渓谷と長くなるらしく、これは早めに乗っておかねば!)、運転開始前に残念な事態となった。
さらに、全然報道されてなかったがJR只見線も西若松−会津坂下間が不通とのこと。ここも被害甚大で当面の間バス代行とのこと。只見線と言えば会津川口−只見間が水害を受けていて何年間も放置されているが、またしても被災ということで全線廃止とか言い出しかねない状況。だが、今回はすぐに復旧工事に取り掛かるそうだ。
いやしかし、水害はとても怖いですな。ドライブの時よく渡った鬼怒川は川幅が物凄く広く堤防も巨大で、あの川から水があふれるなんて想像もできなかった。鬼が怒るなんておどろおどろしい名前の川だが、本当にその名の通りの暴れ川だったんだな。