カシオペアも廃止で客車列車ほぼ壊滅

「カシオペア」廃止へ 北海道新幹線開業で機関車使えず」…これで確定、のようですな。前に見た「白鳥」「はまなす」廃止の記事で「カシオペア」は依然として検討中とあったので少しだけ期待して見たが、やっぱりダメだった。廃止の理由はやはり青函トンネルを通過する時の機関車で、JR貨物のEH800は使えず自前で新製する気力も無かったようだ。
これで昔ながらの客車の夜行列車はついに終焉を迎え、残るは電車のサンライズのみ。いずれこうなるとは20年くらい前から可能性としては感じていたものの、ここ十年ほどの急速な衰退はやはり残念の一言。せめてあと一回くらい「はまなす」に乗れたらいいが、既に満員盛況で難しそう。「はまなす」には自由席があるので、通路で一晩とかでもいいなら強行できるのが強みではある。そうなると、昔の盆暮の急行の物凄い混雑ぶりを再体験できるという意味ではいいかも。
夜行だけじゃなくて客車列車自体もこれでほぼ壊滅、となるのか。残るは大井川のSL急行とか真岡のSL列車のような観光列車と、嵯峨野観光や黒部峡谷のようなトロッコ列車ばかりになるのか。これも時代の流れと言うべきか。さみしいことだのう。