711系保存の件

711系「赤い電車」の保存実現へ…募金が目標額に到達」…今月引退したJR北海道711系電車、1月に北海道に行った時にお別れ乗車できてよかった。ついに全車運用から離脱して、後は消え去るのみ。しかし北海道に40年ほど根付いた711系を保存したいという人たちがいて、その資金をクラウドファンディングで募ってついに目標金額に到達したとのこと。
日本の保存鉄道は欧米に比べてなかなか草の根からの運動にならず、どうしても企業頼み、役所頼みになりがち。その結果、貴重な車両もその時々の理解のない担当者のせいで、あるいは資金が続かず、等の要因でアッサリ解体されたりもする(;_;) それでも最近あちこちで草の根運動が増えてきたが、どうしても気になるのは資金。ということで、クラウドファンディングでこういう運動がやりやすくなるならいいことだ。
今回保存する車両は2両とのことで、出来れば一編成(3両)あればよかったが贅沢は言うまい。それはさておき、711系JR北海道の苗穂工場で絶賛解体中らしい。さらに、つい最近9両の711系が室蘭港に運ばれたという話が…。船で海外に輸出されるのではないかと言うが、一体だれがどのように使うのか?パンタグラフが降ろされていて電車として使うわけではないようだが。
そのような状況なので保存する車両が残っているのかと若干心配になるが、そういえばこの前行った時に岩見沢駅の側線に雪に埋もれた711系が何編成もいたのを見たので、まだまだ車両はいっぱい余っているのだろう。状態のいいヤツを取っておいてもらって、ピカピカにして保存したいものだな。