錦川清流線に乗って

昨晩の宿は広島近郊の海田市だったが、本当はもっと岩国に近いところで取りたかった。というわけで今日は早起きして山陽線を下り岩国へ。土曜日とは言え朝ラッシュ時の乗客は多い。広島を過ぎても客は多かったが、おそらく宮島口で車内が空くだろうと見た。しかしそこではほとんど下車はなく、次の前空という新しい駅で意外に大勢が降りて行った。
岩国で8時33分発錦川清流線錦町ゆきに乗るが、気合を入れて30分前に岩国に着いた。すると20分前くらいに早々と列車が入線してきたのでゆっくり座って出発を待つことができた。
錦川清流線は乗ったことはもちろんあるが、もう20年以上前の出来ことだと思う(何年だったか正確に思い出せない…)。その時とは車両が当然ながら変わっているが、今の車両は2扉転換クロスシートの豪華仕様になっててビックリ。これはイイ!窓は開かないがこれは致し方ない。最近の転換クロスの常として窓割りが合っていないので、窓割りが合っている席を確保しなければならない。
スマホで地図を見て、車窓は進行方向右側が常に川側になるのを確認して右側の窓割りが合っている席を取る。席はいっぱいあるが条件に合う席は2つしかなかった。こういうことは出発直前に駅に来ても出来ないので、早めに駅に来ておくことが重要である。
今、錦川清流線に乗る理由はズバリ、終点の錦町駅から出ている「とことこトレイン」に乗るためである。これが一日3往復しかなく、しかも乗車後東京まで帰るとすると、使えるのが午前中の1本だけという厳しい条件。乗るのに丸半日かかるため去年は断念したのだ。今年はやるぞ!
錦川清流線の列車は途中の川西までJR岩徳線を走り、そこから自社線に入る。キップは、海田市から連絡乗車券が買えた。始発から家族連れやハイキング姿の客が結構多く乗っていたが、それでも車内は余裕があった。しかし、御庄改め“清流新岩国”駅で驚くべき事態が!予想外に多くの客が乗ってきた。こんな山の中の駅で?新幹線新岩国駅があるが、まさか新幹線からの乗換客なはずはあるまい。