都心を早く抜ける、その醍醐味

ここのところ毎日晴れたり雨が降ったり安定しない天気が続くが、今日もまたそんな感じ。小雨模様の中、猫を病院に連れて行った。その後、嫁の一案で都内の某鍼灸院で猫を見てくれるところがあるというので、長距離ではあるが連れて行ってみることになった。
それは世田谷区奥沢にあり、19時閉院なので17時出発だと2時間で行かねばならない。千葉県北西部からは道が空いていれば1時間くらいで到達可能な場所ではあるが、深夜ならともかく週末の昼間に首都圏の道路が空いているはずもなく、Webで首都高の渋滞状況を確認したうえで、とりあえず1時間半で着くと見立てて出発してみた。
まあ、走り出してみれば刻一刻と渋滞個所がひどくなっていく、というのはいつも通りのことで、向島線は予想通り使えないし通過を予定していた板橋線もダメそうなので、やむを得ず湾岸線に逃れ出た。しかし湾岸線に出たものの、都心に向かうレインボーブリッジも渋滞が収まらない。2号目黒線荏原ICを目指していたのだが、ここを通っては2時間で着かないかもしれない。これは困った。
と思いながら走っていると、ふと環七を思い出した。湾岸線のどこかで降りれば環七に出て(降りるICすら確認してない有様だが)、そこを通れば世田谷まで混雑なしで行けるのではないか?
というわけで東京港トンネルの渋滞を我慢して大井南ICで首都高を出て、国道357号線を西に向かうと環七との交差点にたどり着いた。環七と言うと酷い渋滞のイメージがあるが土休日は空いてるらしい。予感的中、環七はノー渋滞ですんなり世田谷までたどり着き、当初予定通りの1時間半で到着できた。
用事は済み、帰りは中原街道を通って荏原ICから首都高に上がって帰ったが、道は完全に空いていたので本当に1時間で帰ってきた。首都高がスイスイだと、都内は本当に速い。都心って狭いなと思う瞬間である。深夜残業でタクシー帰りする時も、電車で通勤する時間の半分で自宅まで着いてしまうし、都心は本当はスゲー車が便利な地域である。人口が多すぎるため、恩恵を享受できる時間帯が深夜早朝しかないが。
このように時々刻々と変化する状況をつかみながら予定を柔軟に変更し目的地に着くというのはなかなかの醍醐味である。よく失敗して途中で車を捨てて空港に電車で向かうとかあるけど。