しなの鉄道にも“おれんじ食堂”現れるのか?

しなの鉄道、内装に木材使用の115系改造を公告…観光列車として導入」…なんだってー!?しなの鉄道も観光列車走らせるのか?しかも改造タネ車は115系とな。
JR東日本から譲渡を受けた115系は既にかなり使い込まれているので、それを再改造して云々というのはちとピンとこないが…。経営状況の厳しいしなの鉄道としては、つい最近ようやく使用車両を115系に統一してコスト削減を成し遂げたばかりなので、観光列車用の車両も115系にせざるを得なかったか。
珍しいことには改造工事を行う業者を公募しているのでどんな列車を作りたいか事前にわかるのだが、条件としては以下になるそうだ。
・内装に長野県産木材を15立方m以上使用すること
・座席定員をおおむね100人程度とすること
・食事サービスが提供可能な設備を設けること
内装材が木材…供食サービス…これは、もしや「おれんじ食堂」を狙っているのか?だとすると、この手の改装を請け負って実績のある水戸岡鋭治氏の事務所に依頼すれば??そうしないのは…何でもかんでもミトーカデザインでは二番煎じどころじゃないし飽きるからとか?デザイン料削減のための公募とか?まあ、何でもいいけどあんまり愕然とするようなものは作らないで欲しいかなと(^_^;)。業者の選定は慎重にやっていただきたいが、結局水戸岡氏が落札したりして。
定員は100名程度とのことだが、これだけ乗るとなると2両編成ではちょっと窮屈な気がする。元が2両で250人くらい乗るので余裕と言えば余裕だが、通勤電車じゃなくて観光列車だからなぁ。余裕が欲しいよなぁ。ということで贅沢に3両編成にすると、もはやおれんじ食堂ではなくて「東北エモーション」みたいな本格的な構成になっちゃう。
いずれにしても、各社が趣向を凝らして面白観光列車を走らせるのは基本的にはいいことだと思うが、誰も彼もがやるとどうしても優勝劣敗ができてしまう。後からやる鉄道はもっとスゴイと言わせる列車を走らせてもらいたいが、予算のこともあるのでできる範囲でいいから素晴らしいものを走らせてくれたら。