いきなり雨の台北観光

一息ついたらさっそく嫁の希望する夜市観光にGO。一番大きいという士林の夜市に向かった。ホテル近くのMRT中山駅から淡水線に乗るのだが、まずキップの買い方がわからん。台北の乗客たちはみなカードを改札機にかざして通過して行くが、あれは日本のSuicaのような非接触型IC乗車券に間違いない。誰もキップは買ってなさそうなので、普及率はかなりのものだ。正直私もそれを使いたかったが、払戻の方法がわからないのであきらめた。
券売機に近寄り、液晶画面を見ると意外に簡単にキップが買えそう。やはり漢字表示は判りやすくて良い。夜市の最寄駅は士林の一つ手前の剣潭駅だが、運賃は20ドルなので安い。サクッとキップを買うとカジノのチップみたいなのが落ちてきた。ここもトークンなんだ。
さて、これをどうやって改札機に通すかだが、これがサッパリわからん。なにせ他の乗客は全員ICカードなので、見様見真似ができない。しばらく観察してもわからないので改札機に近寄ってみると、トークンも読み取り装置に当てろと図示。そうか、中にICチップが埋め込んであったのか。
中山は地下駅だが二駅くらい行くとすぐに高架に上がって剣潭駅に到着。改札機を出るときもどうすればいいのかドキドキしたが、出る方は改札機に入れる口があった。無事に目的地に着いたが、すぐに次の問題が。なんと、雨が降ってきた…
人がいっぱいで雨除けするところもあまりないのに雨とは不運な。近くの店内に避難したがここに長居するわけにはいかないので近くの店で売っていた傘を購入。実は旅行荷物に傘もちゃんと持ってきたのに、今夜はそれを持参してなかった。
傘をさしつつ夜市をウロウロ。最大の目的は晩飯だが、おいしそうな店がいっぱいで迷う。中にはちょっと近寄りがたい雰囲気の店もあるが…。店の評判が全く分からないので、地元の人が行列を作っている店ならうまくて安心だろうと思うが、これっていかにも東京人の発想だな…。ところどころの店で異様な臭いがするのだが、これは臭豆腐の臭いらしい。さすが名前に臭とつくだけのことはある。
その後、夜市のセンターみたいな建物があるのを発見し中に入る。ここも人でいっぱいでどの店も満席で、しかも臭豆腐の臭いが充満しているが、なんとか席を見つけて晩飯ゲット。苦労した甲斐があってうまくて良かった。