弘南鉄道再完乗の旅2

迷わず弘前駅に着くと、駅前はずいぶんあか抜けている。高いビルが建ってる。駅ビルがあってたくさんの店がある。これなら晩飯食うにも困るまい。安心して、今度は弘南線の電車に乗車。弘南線での最大のタスクは、いまだ入場券を持っていない中間駅・平賀の硬券入場券をゲットすることだが、時間に余裕もあるし終点まで乗らないのも気分が悪いのでとりあえず黒石まで行った。
黒石駅前も整備されていてバスセンターみたいなのまであったが、肝心のバスがなんと18時台ですべて運行終了。早すぎるよ…黒石から川部や浪岡へのバスが出ているが、早く終わるので全く使えない。しばし待って、折り返しの弘前行きに乗って平賀を目指す。出札口で硬券入場券を買うときに全線フリー乗車券があったことを知ってガッカリしたのだが、この時もっと大きなミスをしでかしていたことをまだ気が付いていない…
今回の旅ではひたすら片道乗車券を使っているのだが、フツーのキップなので途中下車前途無効である。なので、黒石から弘前のキップを持って途中の平賀で降りても、改札から出ることはできない。実は平賀の駅員にキップを回収されそうになったので、「改札から出ない!」と宣言して硬券入場券だけ売ってもらった。そして30分後に来る次の電車を待っていたら、駅員が来て、改札を出て待合室で待つように言われた。実は今日は気温が低く、夜になって9月とは思えないほど冷え込んできてすごく寒かったので助かった。
で、待合室で列車を待つ間、出札口を覗いてどんな硬券を売っているか確認。今年できた新駅「田んぼアート駅」への硬券は売ってないようだ…おや?青森?ここから青森への切符が買える?まさか…連絡運輸!?
慌ててスマホ弘南鉄道の連絡運輸を調べる。すると、弘南線の主な駅から青森への連絡乗車券を販売していることが明らかになった。
しまったあああああああ!!!!
さっきの黒石駅で、青森までの乗車券が買えたのだ!しかも硬券で!!私はそれに気づかず、見過ごしてしまった!!ああ、なんと取り返しのつかないことを…これは痛恨。平賀で、それまでの乗車券を放棄して新たに青森までの硬券乗車券を買おうかとも思ったが、なんかもう心が折れてしまって何かしようという気力を失ってしまった。
さらに、傷心のまま弘前駅に戻ってくると、なんと駅ビルの営業が20時で終了していた。店はコンビニが一軒営業中、他にミスタードーナツが21時までの営業でまだ開いていた。ああ、地方をなめていた。大きな駅前でもあっという間に無人地帯に変貌か。気が動転して晩飯をミスタードーナツで取ってしまった。
いろいろあったが、今日一日でなんとか5駅の硬券入場券をゲット。なお弘南線で終日硬券を売っている駅は先に述べた3駅となるが、弘前東高前と津軽尾上の両駅は朝だけ駅員がいて、Wikiによると硬券もあるようだ。さらにWikiには柏農高校前も朝の高校生通学時間帯だけ駅員がいると書いてあるが、これらの切符を手に入れるのは若干難易度が高いな。