高琴電鉄ってなんだか響きがいいね

「高琴電鉄」って… ネット地図に“幻の鉄道会社” グーグルなど7年間ミス放置」…ネット地図の誤表記問題はiOSの「パチンコガンダム駅」が一世を風靡した記憶が新しいが、今回の一件は地図メーカーであるゼンリンの元地図がミスっていて、提供を受けた各社が影響を受けているというオチ。
試しに各サイトの地図を確認してみた。googleのほかにYahoo!、excite、bing、livedoorBIGLOBE の各ポータルサイトの地図で同じミスがあるのを確認した(infoseekはgoogle地図)。goo、@niftyの地図もゼンリンだが、こちらはタイプが違う(いつもNAVIという地図らしい)ようでこのミスはなかった。というか、これら全部ゼンリン!?ネット地図のゼンリン率極めて高し。
さらにマピオンとマップファンもチェックしてみた。…マピオンにも同じミスがあるぞ!?…そうか、マピオンの地図もゼンリンなんだ。ゼンリンのシェア極めて高し。マップファンはインクリメントPの地図で、そのようなミスはなかった。
NAVITIMEの地図も確認してみた。NAVITIMEの地図には「昭文社/ゼンリン/国土地理院」と表記があり、もしかして3つをまとめた独自地図なのかも…と思ったが、しっかり「高琴電鉄」の表記がありましたとさ。しかし倍率を上げると琴電琴平線と表記が変わった。これは複数の地図をミックスしたためか。
結果、ネットの地図はほとんどがゼンリンということが判ったが、なにもゼンリンが悪!と言ってるわけではない。ゼンリンでも「いつもNAVI」にはそのミスは無いわけだし。面白いのは、高松琴平電気鉄道には琴平線長尾線志度線の3路線があるのだが、その中で琴平線だけ「高琴電鉄」と表記されている点。この点から見ても、確信犯的にやったのではなく単なるミスと思われる。
しかし、一番不思議なのは、このミス表記が7年間も放置されていたということ。これだけ広範囲にミスが見られるのに誰も指摘しなかったのだろうか。かくいう私もまったく気が付かなかったわけだが、それは高松市内の地図を見る機会がなかったためで、見て気が付いたら…やっぱり放置プレイかなあ。若干ニヤニヤしながら。
念のために書いとくと、高松琴平電鉄は普通「ことでん琴電)」と略されるので、高琴電鉄というのは初めて聞いた。まあ、けっこういい感じの響きではあるが(^_^;)