銚子電鉄の執念

「銚子電鉄」経営危機 「ぬれ煎餅」頼りでは…運行に支障も」…毎度おなじみ銚子電鉄の経営難問題。鉄道会社が煎餅売ってると思うのがおかしい。煎餅会社が鉄道も経営していると思えばよい(^_^;) 何も鉄道会社の主力事業が鉄道でなければならない理由は無い。不動産屋が鉄道を買収したところもあるし、大手でも主力事業は不動産業で鉄道・バスはその補完、みたいな会社もある。
○○鉄道と言いながら鉄道事業をやってない会社も多数ある。ほとんどは昔線路を持っていて後にそれを失ったパターンで、多くはバス会社やタクシー会社として残存しているが、中には商社・運送業者・不動産屋、はたまた工作部品メーカー、など鉄道と無関係な会社になったのもある。銚子電鉄も鉄道をやめちゃったらそれらの仲間入りだな…
それなのに、「国土交通省からは「客の乗っていない電車を副業で走らせるのはおかしい」と指摘され」というのは明らかに不公平。何を奇天烈なこと言ってるんだ国交省は。嫌味言うしか能がないなら黙っててくれ。どうしても言いたいなら紀州鉄道にも言え(^_^;)
「協議会のメンバーからも「行政の支援を受けるのならば、副業部門は切り離して鉄道事業に専念すべきだ」という声が出ている。」というのも聞き捨てならぬ。何を言っているのだ。煎餅事業と切り離したら完全に終了ではないか。
と思ったんだけど、既に行政の支援を受けている一畑電鉄は鉄道事業を子会社「一畑電車」に分離したりしているので、銚子電鉄も同じスキームが求められているのかも。役人的にはそうでないと困るのだろうか。
なんにせよ、極めて前途多難な銚子電鉄。しかし、これほど線路に執念を見せる鉄道会社も滅多にない。とりあえずは煎餅購入で応援したい。記念硬券を出してくれれば、速攻で買いに行きますのでよろしく。