出張(帰り)

そんなわけで青森駅に駆け込むと一目散にホームにダッシュ。ホームじゃ何も売ってないかもと思ったが、列車に間に合うことを優先。果たして、ホームにはコンビニのニューデイズしかなく、食糧はほぼ売り尽くしておにぎり二個が残るのみ。
ここまで書けば察しのいい人は気づくはず。青森18時23分発、上野行き、特急あけぼのに乗って帰ろうという目論見である。行きは3時間で青森に来たが、帰りは12時間以上かかる夜行の旅である。
コンビニでおにぎりやビールやりんごジュースや、その他目についたものをあれこれ買った。中にはりんご汁が入ったタレまで!?まあ、これはお土産にしよう。直後にテツぽいのが来たから、急がなかったらおにぎりすら買えなかったかも。
機関車の写真を撮ってからようやく寝台車に乗る。今日はB寝個室ソロを取ったが、あけぼののソロはとても狭いことは20年くらい前の大学生の時に乗って確認済み。しかし、改めてこれは狭いと思った。カプセルホテルの個室に扉が付いたような感じ。中に入るのにかがまないといけない(下段のみ)。
列車は静かに発車し、夜の津軽路をゆっくり進む。青森発車時点で乗客は少なく、弘前でも少なかった。大丈夫かな、平日だから少ないのかな。
しかし大館より先には小駅でもわずかながらも客がおり、少しずつ乗せていく。ビール片手に雪の積もった沿線の景色を見ながら、私の人生てこんな時間を過ごすのはこれが最後かもしれんな…
と思ったが、そんなことはつい五ヶ月前にも書いたっけ(^_^;) しかし、もう何度もあることじゃない。この貴重な時間を刮目して堪能しなければ。
秋田を過ぎ、羽後本荘まで頑張って外を見ていたがいい加減眠いので寝ることにした。寝台車で寝るのもじっくり堪能しなければ。