(23日の続き)SL列車追っかけ隊

国道123号および294号は真岡線にだいたい並行している。特に茂木から七井までは線路が四角形の三辺を行くのに対し国道は一辺なので先回りが余裕で可能。車を走らせると、道路わきに停めた車のそばでカメラを片付けているテツを数名見かけた。彼らも追っかけ隊かもしれない。
七井に着くと、SLの汽笛が聞こえた。隣の多田羅を出発するところのようだ。駅構内の安全な位置に陣取ってSLの到着を待ち、動画撮影。構内踏切の警報機のそばで撮ったから警報機の鳴動が録音されてやかましい動画になってしまったかも。考えが足りなかった。
とりあえずそれで満足しつつ真岡市内に入ったが、さっきの失敗を挽回したくなって再び線路際に急ぐ。今度は北真岡駅に先回りし、両側が桜並木の直線路で待ち伏せ。桜の季節だったらさぞかしきれいだろうが、冬なので幹と枝しかない。でも一応動画は撮れた。
いちおう帰るつもりで南下したが、もう一回撮れると気が付いて真岡駅の南方の田んぼに急行。ここにはテツどもが何人も先着していて、遠景を撮るため線路からかなり離れたところに三脚を立てている。列車通過の直前に来てそいつらの邪魔をしながら至近距離でスマホで撮影なんかすると後で揉めそうなので場所を選んでいると、結果的に撮影に間に合わなかった…。しかし、撮影しないでただSLの過ぎるのを見るのも非常にイイ。撮影していると見るのは画面ばかりで、SLの息遣いを堪能することができないからだ。ああ、SLは素晴らしい。
ここからは先行するSLを追いかける形になる。線路に併走する県道を走っていてはなかなか追いつけないので、思い切って国道まで出てそこを快走。すると、折本でようやくSLに先回りできた。ここにもテツが大勢きていて、特に歩道橋の上にテツどもが並んでいるのでそいつらに写されないよう場所を選んで動画撮影。踏切から離れられず、またしても鳴動が録音されてしまったが。
そんなわけでSL列車を執拗にストーキングして動画撮影。素晴らしい画像が撮れたわけではないが、行動自体が楽しかった。こちとら、カメラによる静止画撮影は長年やっているが動画はほとんどシロート。下手でもしょうがない。
こういうことをやって思ったのは、やはりSL列車にはぜひ乗ってみたいということ。特に来月10日にはSL重連運転が予定されており、楽しさ倍増!でも予約券は既に売り切れだそうだ。見るにしても、当日は物凄い人出になるだろう。そこは避けて乗るしかないな。計画はしてみよう。