願掛け行脚その3

旧国道を北上して下妻市に入ったところでもうそろそろいいだろう、と思い国道に復帰。すると道端の看板に「大宝八幡宮は左折」とあったので再び旧国道に戻る。その神社を知ってたら最初から旧国道を北上するのにー!
大宝八幡宮は小高い山の上にあり、すぐ近くに縁起駅名で有名な関東鉄道大宝駅がある。また、大宝城という中世の城跡でもある。今残る城跡はたいていはこれのどこが軍事施設だったのかと思うほどしょぼいものが多いが、この周辺は昔は大宝沼という沼地で、大宝城はそこに浮かぶ水の要塞だったそうだ。
で、大宝という名前の由来は元号である。大宝律令で有名なあの大宝である。すなわち、創建はなんと大宝元年(701年)。奈良時代ですらない、飛鳥時代の神社である。そんな謂れとはつゆ知らず…。そんなわけで敷地はとても広く、駐車場もでかい。そして鳥居前にはお土産物屋が…よく見ると駐車場もお土産物屋のものだった。客引きされたが、先を急ぐので断った。申し訳ない。
神社のでかさ古さに比べて参拝客は少なかったが無人ではなかった。例によって病気平癒をお願いしておいたが、名前から金運をお願いする人も多いらしく、私も金運もお願いしておくんだったと思った。まあ、あんまり欲張るのもアレだしな。ほどほどにしておこう。
その後、大宝駅に行ってみた。いつの間にか2番線が出来ていて、列車交換ができるようになっていた。(厳密には2番線は復活。)ついでに隣の騰波ノ江駅にも寄ったが、こちらは有名な古い駅舎が建て替えられたと聞いてはいたが、無人化しており切符は売ってなかった。