願掛け行脚その2

しばらく旧道を北上。294号線の旧国道(関東鉄道に併走)ではなく、もっと昔の時代からある旧道である。両側には旧家がずらりと並んでおり、クネクネしている。そこからようやく国道に復帰したところで今度は地図に宗道神社の文字が見えたので行った。こちらは関東鉄道宗道駅の近くで、また国道を外れて線路まで寄り道。…うーん、小さい。割とよくある地元密着の小さな神社。せっかくなのでお参りしてお願い。
今度は旧国道を北上するが、直後にもう一つ神社発見。宗任神社とある。こちらの方が境内が広く、看板がでかい。さっそく寄ってみると新しい建築物だらけで古びた感じがしない。由緒書きも見つからず(見落としたかも)、お願いを終えると速やかに離脱。それにしてもムネトウって何だろう。平安時代蝦夷の武人・安倍宗任くらいしか思いつかんが。
…帰宅後調べたところ、祭神は本当に安倍宗任だった。何故に茨城県蝦夷の人が神に?創建は天仁2年(1109年)、移住した元家来の人が建てたとのこと。宗道の地名もこの神社が元だそうだ。そんな古い神社には見えなかった…。ちなみに安倍宗任は最終的に今の福岡県に流罪となり、子孫は北部九州や山口県に広がり、安倍晋三首相も子孫なのだそうだ。