生ける屍

嫁に朝たたき起こされた。目覚ましをセットした時刻から10分後のことである。昨日も目覚ましが鳴ってから2時間全く起きなかったのでたたき起こされたが、今日も起こされたはいいが眠くて眠くてまともに立っていられない。全くとんでもないことになった。一昨日の晩よりも服用する薬の量を抑えてみたが、それでもまだ多すぎるようだ。頭がくらくらする。朝からよれよれになってなんとか家を出た。
いつも乗るバスはとっくに行ってしまったので、出勤には別の手段を取らなければならぬ。といって、地下鉄東西線に乗る気力は全く無い。あれは人の乗り物ではない。家畜車だって、あんなにぎゅうぎゅう詰めには載せないだろう。つまり乗客は家畜以下の扱いだ。そんな列車に乗るのは嫌だ。などと言いつつ、結局は家畜扱いに近い京葉線で通勤しているのだが。
とにかく京葉線の駅まで行かねばならぬ。気温は低いが湿度が高くじめじめしてて最悪の気候だ。その中を、最寄の駅まで20分かけて歩いた。バスを待つよりどうやら早そう、ということで徒歩を決断したが、案の定着いた頃には汗だくだ。
客先に着いても、猛烈に眠くてまともに仕事が出来ない。上司の顔はみていないが、察するにきっとあきれ返って完全に諦めモードだったのだろう、何も言わなかった。とにかく薬の量が私に不適なので、調整していかないと午前中は生ける屍状態が続くことだろう。難儀なこった。

暑いけど

午後、一眠りしてようやく動けるようになったので仕事にまい進。とは言え午前中のダメージは大きく、延髄が判断して勝手に仕事を進めている感じ。眠いと体温が上がったままになって、自ら暑い状態を作り出してしまう。というわけで常に汗だくで、こんなに酷い状況も滅多に無いぜ。
19時半頃ようやく帰途に着く。気温は低いままで、時折小雨が降ったようで湿度は異常に高い。全くもって汗かきには最悪の状況で、電車に乗っても冷房が入ってなかったり、弱かったりする可能性があるのだ!そしてその危惧は現実になった。東京駅から乗った京葉線電車が、冷房は動いているものの全く効いてない。困るんだよ!!ちゃんと冷房をギンギンに入れてくれ!!
フラフラになって帰宅するといつも通り嫁が迎えてくれるのだが、この嫁は寒がりである。つまり、こういう日にはクーラーは入れられない。暑い、けど我慢する…