気分は週末だけど、休日出勤があるからまだ気を抜いちゃダメ

3月に入ってから随分寒い毎日だが、今日はとうとう関東地方で「初雪」を観測したそうだ。テレビではたしかにチラリと雪の舞うのが映っていた。こりゃあ寒いぞ、と覚悟して出勤。しかしまことに残念ながら、都心部に出てきても雪なんかサッパリ舞ってなかった。
今日は日中は少し(かなり?)余裕がある一方で、夕方に作業予定が入っており定時速攻で帰宅など夢のまた夢。まあのんびり行こう、と思っていたら大ニュース発生でそれどころではない。そんなこんなでやっと夕方が来て、作業を行おうと本番環境にアクセスできる隔離室に入り、粛々と作業を始めたところ…
なにやらわんさか人が集まってきて、周囲で大騒ぎを始めた。データベースOracleのエラーメッセージ発生とかで、すわ障害か!!とみな色めき立っている。とんだことになったものだが、それでも私は自分の作業の手は止めない。Oracleエラーメッセージの中で「その他のエラー」といえば詳しい方にはすぐピンと来るあのエラー番号(ウソ八百ならぬオラ六百)が出ると、嫌でもなんでも大騒ぎせざるを得ないわけで。何せ原因が「その他」だから、あちこち当たらないと原因もわからん。
私が自分の仕事を淡々と追えた頃、原因もわかって一安心、集まってきた人たちは少しずつ引き揚げていった。うむ、たいしたことなくてよかった。たいしたことあったら、自分の担当外のことでも帰りづらいし(^_^;)。
さてさて、明日も仕事だからはやく薬飲んで早々に寝るか。あんまり夜更かししていると彼女に心配されてしまう私であった。健康が第一ですからのう。フッフッフ

[競馬]岩手競馬ついに終焉、か?

岩手県競馬融資案、県議会が否決」…で、今日の大ニュースとはこれ。巨額の赤字に苦しむ岩手競馬に対し、岩手県議会では毎年競馬組合への融資のことで揉めに揉めてきたが、今年度はとうとう融資案が否決されてしまった。これを受けて岩手県知事は奥州、盛岡市に競馬廃止を伝えるという事態に至り、この前のばんえい競馬全廃決定時のような終焉ムードが漂っている。マスコミ等でも既に岩手競馬は廃止と報じてはいるが、今のところ確実なのは「県から融資が受けられない」ということだけで、廃止かどうかは17日の会議で決まるそうだ。
しかし、岩手県競馬組合約300億円もの巨額融資を行おうと考えるのは地元自治体しかいないと思われ、年度末までに資金繰りがつかなければ岩手競馬は事実上倒産、という事態である。噂ではまたソフトバンクが興味を示しているというが、まずは累積債務を県や市がキッチリ清算してくれないと首を突っ込むのは無理だろう。
なんでも今年の競馬組合への融資のお金を捻出するのに、岩手県沿岸の津波被害のためにとっておいた基金を取り崩して回そうとしたらしく、かねて岩手内陸部(盛岡など)に対して反感のあった沿岸部や北部の議員が反対に回ったとか。岩手県は面積が広いから、そういうまとまりの無い話もあるのかなあとは思う。まあ、沿岸部や北部などの他地域からしてみれば、中央部ばかり好き勝手に金使いやがってコノヤローって気分なのはわからないでもない。
しかし大赤字を背負ってしまった競馬事業を潰すのがどれだけ大変かは、先に潰れた競馬場たちが証明してしまっている。あの小さい中津競馬が潰れた時だって相当に揉めた。比較的揉めないで潰れた競馬場でも、関係者への補償関連の費用や施設撤去費用が巨額になった。岩手競馬は競馬場が二つ、関係者は2500人もいるそうで、大企業が一個バタリと倒れるのと一緒だ。融資して維持させるのも大変だが、一気に潰すのもかなり大変で、融資と同じくらいかそれ以上の費用がかかるそうだ。
しかも競馬を残す場合は岩手県が主体となって融資するが、廃止となると競馬を共催している盛岡市奥州市も応分の負担をする。もし廃止になったら両市の負担は半端じゃない巨額になってしまい、奥州市は“連鎖倒産”すなわち財政再建団体転落の危機だそうだ。このため、この両市はあくまでも競馬存続を希望しているそうだ。といっても、もう金は出そうにないがどうするね…
私としては、地方競馬の中でも有力勢力だった岩手競馬がこうもアッサリ潰れるとは、驚きだし残念だ。かなり前からヤバイとは言われていたけど、本当になるとはね。盛岡競馬場には一度行った。とても広くてきれいで立派な競馬場だった。南部杯ダービーグランプリがもう行われなくなるのは悲しいが、しかし岩手競馬をこんなにした諸悪の根源が、あの立派な盛岡競馬場とは…。新競馬場建設に金を使いすぎて巨額の負債を背負った。無理無駄が多すぎた。まだ確定ではないから、ばんえい競馬のときのような奇跡が起こればいいがとは思うが、今度は金額が大きすぎるし、無理かなあ。