いっそのこと、出勤までの道のりを詳述してみよう

最近、内容が単調なせいか、読者ちゃんの数が(ただでさえごく少ないがますます)減ってきたような気がする。これ以上減らさないよう、付き合ってくださる有難い読者ちゃんの皆様にご満足いただけるような、ネタ満載の日々をすごしたく思う。
…が、現実は厳しく、毎日が単調である。まず、朝早く起きる。…が、なかなか起きられない。これ以上寝ていたら遅刻だー!というギリギリになってやっと起床。急いで支度し、出発。今日は燃えないゴミの日なので数分早めに家を出て不燃物を捨てながらバス停に向かう。バス停に着くと、バス待ちの客が既にずらりと並んでいる。バスは定刻より少し遅れてくるのがデフォルト。比較的空いてるバスを狙っているので、混みすぎて辛いことは無い。
電車も定刻より数分遅れているのが既にデフォルト。ホームに上がるとたいていは武蔵野線からの直通快速電車が入線してくるところである。毎日、物凄い数の乗客がその電車に吸い込まれていくところを見物している。まったく、呆れ果てるやら感心するやら。どうしてこんなに超絶に混雑する電車(既に混雑という概念を外れて、乗客は押し寿司のようにぎゅうぎゅう詰めだ)に乗りたがるのか、その神経を疑う。あえて言えばバカ丸出しである。
そのバカに比べればかなり空いているが、一般的にはかなり混雑している普通電車に乗って行くのが最近の私のスタイル。今日も満員の状態で入線してきて、降りた乗客は極少ない。「たったこれだけか…」と暗然としながら乗車すると、後からいっぱい乗ってきて結構辛い状況になる。が、先のバカに比べれば、こんなのはまだまだ。これでヘタレている場合ではない。我慢に我慢を重ねて、やっと東京着。満員一杯に乗ってる乗客が一気に車外に吐き出され、ホーム上は一時的に物凄い混雑となる。折り返しの下り電車に乗る乗客が邪魔でしょうがないが、京葉線という路線の性格上、幼い子連れとかこんな朝早くからホーム上に居たりするので、困る。邪魔になってもまさかぶっ飛ばして前進するわけにもいくまいて。
私の場合はいったん京葉線南端の東京国際フォーラム最寄の改札口で出札して、同施設内を突き抜けてJR有楽町駅まで徒歩連絡である。通勤定期券を利用しているのでこのような技が毎日使えるが、東京駅のあの長くて憂鬱な連絡通路を通って京葉線から他の路線に乗り換えるよりも有楽町に行く方がいっそ潔い、ということは都会のtipsとして覚えておこう。そのJR有楽町駅だが、北端の国際フォーラム口は狭くて細くて混雑が激しく、お世辞にも使いやすいとはいえない。ビックカメラ有楽町店の北側を通り抜けるが、この辺一帯には信号機も無いので、通りがかる車とはあうんの呼吸が必要。まさかこんなところで車に轢かれる超バカはいないと思うが。
細くて長い、ホームへの階段はこの時間帯は上がるのも一苦労。もちろん下るのも一苦労である。人間が錯綜して歩きにくいことおびただしい。やっとこさホームに上がると京浜東北線も山手線もひっきりなしにやってくるが、どれも超絶に混雑している。どちらかというと山手線の方が比較的空いてる気がするが、それは多分タイミングの問題で京浜東北線の方が空いてることもあるだろう。混んではいるが、駅に着くたびにどっと下車していくので猛烈な勢いでどんどん空いていくから心配要らない。次の新橋でまたどっと降りるので、さほど辛抱しなくても良い。私はその次の浜松町で降りて、客先に向かう。浜松町駅はモノレールとの乗換え口ができたおかげで構内は人が錯綜して歩きにくくなった。9時直前なので、必死な人が物凄く必死に走って会社に向かっていったりするが、そんなに必死になってまでも遅刻したくないのか、半ば呆れ、半ば感心する。客先に向かう途中にあるコンビニがまた猛烈に混雑していて、この都会は混雑無しではとてもやっていけないということがよくわかる。

忘年会

そうやって会社に着いたときはもうヘロヘロ、やる気なんか根こそぎ持っていかれている。後は一日どうやってやり過ごすか、である。昼飯は相変わらず社食のまずい飯を食らうが、この社食はうまそうなメニューの日はどれもうまそうだけど、まずそうなメニューの日は何を食ってもまずい。今日はハズレの日で、チャーハンと称するメシを食ったが、炒められていないナマのタマネギが大量に入っていて、ネギとタマネギが嫌いな私としてはへこたれること甚だしかった。
こんなつまんない一日であるが、今晩は客先の忘年会である。仕事を早々に切り上げて会場に向かうと、既にかなりの人数が集まってきていた。とかくといかにも平和な職場のように思えるが、この職場も今年の前半は酷いイベントの連続で結構辛かったらしい。その場面にいなかった私は幸せといえるのかもしれないが。それはさておき、本日発覚した衝撃の事実!その場に少なくとも30人以上、多分50人近く居たとは思うが、その中で最年長は私の上司!で、私自身はナンバー2という、激しくショックな事実を知った。この集団の大ボス(お客さんの中で一番エライ人のことである)は私と同学年で、半年以上生まれの遅い早生まれだそうだ。…なんということだ。ナンバー1は私の上司、ナンバー3は大ボス、そしてナンバー2の私はヒラ社員orz
つまり若手の集団というわけで、忘年会は異常な盛り上がりを見せ、みんな派手にはじけている中、ナンバー2はただ老いぼれてシミジミと焼酎を飲むのみ…。ちょっと飲みすぎてグダグダになって帰宅。外は冷たい雨が降り、既に終バスは行った後で、自宅まで歩いて帰った。…でもかなり酔っ払っていて時間の感覚が失われていたので、家まではあっという間だった。どうせ酔うならこれくらい派手に酔わないとな。