毎朝上演の芸術

今週は出勤が4日しかなく、金曜日は休みだと。…ああ、こんなに休日が嬉しいことはない。とにかく週に5日も出勤なんて、多すぎる。給料が安くなってもいいから週3日休みになるべきだ。…このクソ忙しい中、それは無理orz
さあ、寝言言ってる暇があったら出勤しよう。今週はどういうわけか浦安界隈に中高生の姿が多く見られる。どうやら今週は秋の修学旅行のシーズンらしい。いつも通りにバスを降りて駅のコンコースに上がったら、そこに修学旅行の大群が整列しているのを見て仰天した。こんなところで行列作ったら邪魔じゃー!!しかも信じられないことに、朝8時のラッシュど真ん中に、その大群が団体改札口を通ってホームに上がっていこうとしているではないか。マジかよ!!まさか朝ラッシュ真っ只中の通勤電車にお前らも乗る気か?きっと下りホームに行くんだよね?…という願望はむなしくハズレ、その行列は延々と上りホームに続いていた。マジなのか?マジなのかよ!!
上りホーム。真ん中付近は人が多すぎて田舎者たちは端に追いやられていたが、まさにその端っこから乗車するのが、東京駅で降りる私のような乗客。うえー、本気なのかー?大量に並んでいる女子学生に囲まれながらも、その後の超絶混雑を想像して私はあまり浮かない気分だった。…ただ女性に囲まれるだけならむしろハッピーかもしれん。しかしこちらは朝の超絶混雑を避けてわざわざ、比較的空いてる各駅停車を狙い打ちにして乗っているのだから、その電車に団体が乗ってこられたら困るのである。朝から超絶混雑でエネルギーを浪費したくない。
しかし、話を聞いているとどうやら彼女らは私の乗る電車に乗るつもりではないらしい。とりあえずほっと一息。…となると、この団体のために臨時電車でも動くというのだろうか。どういうことなのかはさっぱりわからんが、とにかく教師らしい怖いオッサンの指示に従って子供らは従順に行動している。結構なことだ。
私の乗る電車の直前に、武蔵野線からの直通快速東京行きが隣のホームから出発する。その電車が超絶混雑状態で駅に到着し、ホームの端から端まで並んでいる乗客を全部吸い込んで、この世のものとは思われぬ物凄い混雑(ドアが閉まるのもままならぬ…あの地下鉄東西線の混雑もかくやと思わせる)で出発していくのを眺めるのが毎朝の楽しみである。今日は見学者たる修学旅行の子供たちが大勢見ている前で、いつも通りその劇は始まった。いつもながら、すごい混雑の武蔵野線。それに乗り込む乗客の必死なこと。全く乗車は不可能に思われる乗客が、必死で尻をねじりこみ、ドアが閉まる一瞬のタイミングを外さず肉塊を内に押すと、すっぽりと体がおさまってドアが閉まる。それまで酷い混雑振りにしきりに歓声を上げていた子供たちが、一発で全てのドアが見事に閉まるのを見てみんなで拍手していた。…ああ、子供は素直でいいな。私は毎朝見慣れているけど、これはもはや芸術と言える。それは褒めすぎとしても、見世物としてはなかなかのものだ。たまに見る人が感激するのもわかる。
その直後に来た各駅停車で私は駅を離れたのだが、学生の大群が「次の電車に乗るぞ」という指示を受けて我らの立っていた跡に整列しているのが見えたのが、気になった。次の電車は快速東京行き、さっきお前たちが拍手して見送った武蔵野線快速東京行きに負けずとも劣らない激しい混雑の電車だ。その電車に、団体旅行客が本気で乗るつもりなんだろうか。間に専用の臨時電車が来て、それに乗る…というのは、朝の過密時間帯には考えにくい。ちゃんと乗れるんだろうか。激しく見てみたい。でも見物してたら遅刻してしまう。後ろ髪を引かれる思いで駅を後にした。

私がいるから、大丈夫

仕事は、面倒が増えてきて非常に面倒。だるい、きつい、つらい、わけわからん。おまけに眠い。しかも、自社の人事考課のタスクもある。全くきついったらありゃしない。今週が4日しか出勤しなくていいので本当に助かる。
くたばりながら帰途に着くと、あの大分が誇る有名人、水T氏から電話が。ちょうど東陽町で飲んでるから来いというのだ。JRで帰るところを急遽地下鉄に変更して東陽町に急行。指定された店に行くと、既にOか氏とともに飲食していた。
来月からの急な転勤で動揺し、アタフタしているかとおもいきや思ったよりもはるかに余裕をかましており、しかも楽しそうである。はるか東京の地での新しい出会いや、楽しい新生活に思いをはせていて全くの期待はずれであった。むしろ、入社時からずっと一緒に働き、常に出張も一緒だったOか氏が貴重な相棒を失う寂寥感に駆られていてさびしげだったのが気になった。だから大分の皆さん、送別会では水T氏よりもOか氏のほうをよりいたわってあげてください。
Oか氏とともに、噂の○嬢のことについて質問するも巧妙に交わす水T氏。東京での新しい出会いも現状では望み薄かと思いきや、まだ私がいるから独身でも大丈夫、とのたまう。いつまでものんきな人だなあと思いつつ、私も頑張らないとあかんなあと思うわけですなあ。

今度こそ最後の5000系乗車、か

東陽町からの帰りの東西線電車は、別に狙ったわけでもないのに5000系アルミ車が入線してきた。まだ生きていたのか!今度こそ、今度こそこの車両への最後の乗車になるかもしれんなあ、としみじみと乗った。西葛西で空席も出来たので、座り心地も堪能。といっても、乗ってしまえばただの5000系だけどね。
もう07系は転属してきているはずなので、この5000系も確実に消えることだろう。最近、日本で廃車になった電車がインドネシアなどの外国で走っているらしいが、こいつにも再就職の可能性があるかも知れん。そんな外国に行ったら文字通りボロボロになるまでこき使われることだろうが、長生きするのもまた良し。