[旅日記]1 痛恨の出遅れ

…なんと、寝坊した…(^_^;)。予定より一時間も寝坊した。10時の新幹線に乗るつもりが11時になってしまった。あまり予定を詰めておらず、余裕たっぷりに移動するつもりだったのが、これで余裕全くナッシングになってしまった。対策をいろいろ考えたが、とりあえず名古屋まで新幹線で移動。平日に新幹線に乗ることはあまり無いので混雑がどの程度か気になったが、始発の東京駅ならば自由席には余裕で座れた。今日も天気は良く、気温はちょうどいいくらい。じつにすごしやすく、まさに「鉄」日和といえよう。
名古屋到着は13時前。せめて駅のホームで「きしめん」くらい食いたかったが、なんとそのきしめんスタンドが混雑。仕方なく、飯も食わずに地下鉄ホームに急行。ここで急いだおかげで、後で助かったが。地下鉄を乗り継いで平安通駅から上飯田線名鉄小牧線に乗車。数年前に地下鉄上飯田線ができた時に乗りに来たことを思い出した。あの時ついでに乗っておけば、今日ここに来ることも無かっただろう…
その「ついで」の路線、桃花台新交通は今月末限りで廃止となる。新交通システム廃線は日本初の出来事である。かなり昔に一度乗ったきりだったので今日お別れ乗車をしておくのだ。名鉄小牧駅は地下駅で、新交通の小牧駅は高架なので地上に出ると、ものすごく立派な構体が目に入った。この巨大コンクリ建造物がそっくり廃墟かよ…困ったもんだな。もうすぐ廃止ということで駅には寂寥感が漂いまくっているが、廃止まで10日もないのに乗客はまばら。平日だから仕方ないかもしれないが、ちょっとこれはお寒い。
駅の窓口では廃止関連グッズの案内は出ているが、記念入場券も記念乗車券も売り切れ。どっちも硬券だったのになぁ…昔は必死になって集めていた硬券だが、近年はほとんど実用制を失って記念品的な存在と化しており、集めるにしても気合が入らない。それでもあれば必ず買うのだけれど、売り切れとは出遅れ過ぎだなあ。…と思ったら、郵便局とのタイアップで廃止記念の「切手&切符」セットを発売しているらしい。しまったあ!それ欲しい!!けど、小牧市内の郵便局で予約しろって書いてあるー!駅前にどーんとあればいいのだけれど、無いみたい。駅に出張販売にもくるらしいが、土日だけだそうだ。時間もないし、断念。

[旅日記]2 さよなら桃花台新交通

桃花台新交通ピーチライナーという愛称で、あちこちにモモのかわいいデザインがあしらってあるけれども、それが色あせて見苦しい様になっているのは哀愁を誘う。乗客はお別れ乗車に来た沿線住民(グループで来るのですぐわかる)と鉄道マニア(独りで怪しげな動きをするのですぐわかる)が大半で、いつも利用している人は数少ないようだ。駅は全てホームドアになっており、マニア的にはガラス越しの撮影を強いられて悲しい。改めて乗車してみると、高架がかなり高く見晴らしは相当にイイ。それに、ピーチライナーが向かう桃花台ニュータウンは人が一杯住んでいる(^_^;) 沿線に人がいないわけではなかった。しかし良く見るとニュータウン西駅の駅前にあるショッピングセンターが潰れて廃墟になっていたりして、駅を中心にした街づくりには失敗しているようだ。みんな車があったらそれで十分なのだろう。
終点の桃花台東駅には列車が180度回頭するためのでっかいループ高架橋があったりしてそれが街のシンボルとなっているが、それも全て廃線となってしまう。駅前のバス乗り場には既に代替バスが止まっていて運行を始めていた。代替バスが廃止前から動き出すパターンというのはあまり無かったような気がするが、これまた哀れなり。それにしてもこの鉄道、全線がコンクリの高架になっているのだが、一体どうするんだろうなあ。全て取り壊してしまうのだろうか。このままオブジェにしてもむさ苦しいだけだし。
終点にはわずか3分しかおらず、急いで折り返す。お別れ乗車しに来た割にはあまり堪能してない気もするが、一度乗った路線だしなぁと。マニアどもの大半は改札も出ずに折り返しているが、フリー切符でも買ってるのだろうか。私は一往復すれば十分なので片道切符、しかもトランパスカードで決済である。桃花台新交通にはカード対応の自動改札機が駅に一台しかなく、別の機械にカードを入れると弾かれた(;_;) それ以前に、記念に桃花台新交通トランパスカードを買おうとしたら、名鉄のカードが出てきた。それくらい独自デザインで売って欲しかったが、もしかしたらこれも売り切れてしまったのかも…

[旅日記]3 久々にローカル列車の旅でリハビリ

帰りは終点の小牧駅まで乗らず、ひとつ手前の小牧原で下車。ここでも名鉄小牧線に乗換えができるので、最後にそれを試したのだ。新交通と名鉄の小牧原は徒歩で1,2分、意外と離れたところにあったので走って乗り換えた。それくらい私は焦っていた。なんとしても、JR鵜沼に急ぎたい…
それは成就した。報われた。犬山で急行岐阜行き(なぜか途中の新那加から各駅停車になるという不思議な急行)に乗り換え、犬山城そばにあった有名な鉄道・道路併用橋が分離工事で鉄道専用になったのを渡河。おかげで線路は単線から複線になったが、ごく普通の鉄橋になっちまったな。
新鵜沼から徒歩連絡でJR鵜沼へ。ああ、何とか間に合った。ここからは次なる目的地に向けて、JR高山本線に乗っていく。しかも普通列車の高山ゆきに乗って、約3時間かけてのんびり移動である。最近、こういう贅沢はとんとご無沙汰だったので、リハビリを兼ねてここは普通列車でのんびり行きたかったのだ。それが寝坊によりこの列車に間に合わなくなる恐れが高まったので焦っていたのだ。もし乗れなかったら、後続の特急「ひだ」にも間に合わず、かなり苦しい展開になる可能性があった。間に合ってよかった。
やってきたのはキハ48の2両編成。走り出すとやけに足取りがかろやかだ。オリジナルのキハ40系列はモッサリとした走りが特徴的だが、こいつはエンジン音があからさまに違う。エンジンを換装してパワーアップしているのだろう。ワンマン運転を行っており、無人駅では一番前のドアしか開かない。平日なので車内は高校生が多く、その後も主要駅に止まるたびに高校生がどっかと乗ってきて、駅に着くたびにパラパラと降りていく。
白川口で特急「ひだ」の上下列車を退避。その隙におやつとお茶を買ってきて、ようやく本日最初のメシをいただく(^_^;)。追い抜かれる「ひだ」に乗れば40分も早く目的地に着くが、早く行くのが目的ではないのだ。出来る限り長く乗っていること、それが目的だ。
とはいっても23時半まで乗っていたいとか、そういうわけでもないので(^_^;)、18時過ぎに高山に着くまで散々普通列車の旅を堪能。降り立った高山は…ずいぶんと寒いな。さすが山の中。一人だけ半袖シャツなのが馬鹿みたいだが、致し方なし。それしか持ってきていない。
高山は観光地なのでもしかしたら今晩の宿を取るのに苦労するかも、と心配していたが、目に入った“一泊4200円”の文字につられて入ったホテルでアッサリ部屋ゲット。周囲の相場よりかなり安いのできっと部屋はボロいだろうと覚悟したが、やはり想像通りのボロさだった。まあ、寝られるなら文句は言わない。
それから飯を食いに外に出たが、なんとしたことか最近売り出し中の「高山ラーメン」の店はほとんど閉まっている。高山の人は晩にラーメンを食べる習慣が無いんだな…。開いてるのは居酒屋と「飛騨牛」の焼肉店ばかり。飛騨牛はきっと素晴らしくウマいのだろうが、値段もかなり素晴らしい。歩き回っていると郵便局を発見し、財布に万札をチャージ。さらに繁華街も発見し、やっとラーメン店を見つけた。そしたらそこに「飛騨牛ラーメン」などというメニューがあったので、ついつい頼んでしまうわけやね。ウマー(^_^) 帰りに酒屋で「飛騨高山ビール」なる地ビールを購入して部屋で飲む。地ビールにしてもかなり高価だが、たしかにウマい。コンテストで優勝したラベルも貼ってあった。500本限定の地酒も買って、それは実家に送ってやった。やぱり限定という文字列には弱い(^_^;)

子猫殺し告発なるか

<子猫殺し告白>坂東さんを告発の動き…タヒチの管轄政府」…やったね!数週間前に大騒ぎになった、作家の子猫殺し自慢問題は、作家が住んでいるタヒチ、を治めるフランスの政府によって告発の動きになっているようだ。慌てて作家はマスゴミに寄稿したりして言い訳に必死だが、そういう申し開きは既に日本人にしたって無駄なので、タヒチの司法機関に言って下さい。
理由はどうあれ、飼い猫の避妊手術をせず生まれてきた子猫を崖の下に投げ込んで殺すなんてことが常識的に考えて正しいと思える余地が無い。それをこっそりやってるならまだしも、日本の全国紙に堂々と書いてよこすという神経がまた理解不能。ついでに、そんな記事を載せてしまう日経新聞の担当者も迂闊。事前チェックしろよ。読んでみてどんなリアクションがあるか想像しろよ。
騒ぎが起こった直後から、「フランスの法律ではこうだ」「フランス政府に訴えろ」という書き込みが2ちゃんねるに繰り返し行われたが、それがついに届いたってことなんだろうか。ざまあみろと思うとともに、2ちゃんのカキコもバカには出来ないなと思ったりして。