文字通り危機一髪!!

今日は雨。うっとおしい雨…。市内をちろちろと買い物して、定期入れとパスケースを買い換えた。その後、先々月の法事の時に福岡に帰った際の「バースデー割得」の二重払い航空券を払い戻しに行って来た。JALのカウンターに行って一通りの手続きを済ませるが、カウンターのお姉ちゃんたちは私が渡した書類一式を見ながら首をひねっている。私ももらった時から「???」と思っていたのだが、二重払い証明書が手書きと印字機で出した奴と二つあったりとか、いろいろと疑問な点が多かったようだ。慣れない手続きだから発券する人が混乱するのはやむを得ないところだろう。
まあなんとか手続きが終わり、手数料を引いた残りの6万4000円余りをクレジット会社経由で払い戻しということになった(クレジット会社にマイナス金額を請求するらしい)。クレジットにサインして、いざその場を離れようとした時にお姉ちゃんの一人が何かに気づいた。名札をみると葛西在住の読者ちゃんT崎氏と同じ姓のT崎と書いてある(世の中にT崎さんがこんなに多いとは)そのお姉さんが言うには
「この航空券の有効期限ですけど、ここに書いてありますように払い戻しの期限が原券が発行されてから100日間となっておりますので…」
…なんということだ!全く気がつかなかった。二重払い航空券の払い戻し有効期間は、購入後ではなく原券の発行日から100日以内だというのだ。問題の航空券の原券の発行日は三月末なので、有効期限は7月6日に切れているというのだ!まさか、だから払い戻せません、ハイさよなら、なんて言い出すんじゃないだろうな?
「…ちょっとお待ちください。」と言ってお姉さんは奥に引っ込んでいった。ううむ、上司に相談しに行ったようだ。悪いけど、払い戻せないなんてことになったら暴れるよ?6万4000円が返ってこない、という金額のでかさもさることながら、そんなこと一回も説明されて無いぞ。券面をよく読んでないという落ち度もあるにはあるのだが、説明責任も果たされてないから暴れる余地はある。だが、不思議と私は落ち着いていた。まさかそんなバカなことにはなるまいという変な自信があった。制度上から言えば完璧にアウトなのだが、お姉さんたちの雰囲気を見ていると「空気を読んで」くれそうな気がする。
戻ってきたお姉さんは、期待通り「上司の許可が出ましたのでこのまま払い戻しいたします」と回答。やはりこの点について発券時に全く説明されていないというのが決め手になったようだ。土壇場で払い戻しを断る精神的プレッシャーに加えて、クレジットカードを切ってサインまでした後で取り消し手続きするのもかなり面倒なのだろうなとも思った。ともあれ、JALに対する私の印象が損なわれなかったことは良いことであった。