見つけた、謎のラーメン屋

はぁぁぁぁぁ、週末遊びほうけた後の月曜朝は一際辛いのう。やる気しねえ。もっとも寒いはずの一月末だが、今日は少し寒さが緩和されてちょっとだけ楽。会社では集中力なく、早く帰りたかった。
そしてやっと帰途に着く。日本橋界隈でラーメンでも食って帰りたいと思ったが、良く行くラーメン屋はどこも行列が出来ている。ちっ、諦めるか…と、ふと近くの路地を見るとそこに小さく「麺」とだけ書いた看板が見えた。はて?前からあったような、無かったような。目に入っても気がつかないって感じのその看板の近くに行ってみた。
ビルとビルの間の、細くて暗い路地。片方はオムライスで有名な「たいめいけん」のビル。その一角にラーメン屋があったのか…よく見ると「たいめいけん」そのものだった。表向きは洋食屋の風体だが、キッチンの裏側に小さな立ち食いラーメンの台があったのだ。この界隈は毎日歩いてるけど今まで気がつかんかった…
肝心のラーメンの味だが、スープは良いダシが出ててうまい!さすがたいめいけん。麺がやわらかめで出てくるので、硬い麺が好きな人や猫舌の人は(麺が延びるので)硬めと言った方がいいかも。値段もちょっと高めだが、これは地代と思えば致し方なし。
いやー、ラーメンってほんとにいいものですねー。って水野さん倒れたって聞いたけど、どうぞお大事に。

紛らわしい名前はワザとかな?

東横イン、無断変更など問題発覚は14府県計27ホテルに」…ホテルチェーンの東横インが建築確認後に無許可で施設を改造して法律に違反しているらしい問題。甚だしく遵法意識の低い会社とシャッチョサンなんだな、ということを社長の記者会見を見て感じた。たしかに年間1,2回しか利用されない部屋や玄関前に一つか二つしかない駐車場(しかも身障者用にあけとかなきゃいけない)は利益向上の観点からは勿体無い気がする。しかし使い勝手の悪い部屋なら使い勝手を良くして身障者も健常者も使いやすい部屋にするよう目指すのがフツーだし、儲からないからと言って「法律に違反してるの知ってて敢えて勝手に変えました」と開き直られてもナァ。
M永氏の日記に「夜7時のニュースでNHKは社長の肩書きの字幕スーパーを誤って「東急イン」としてしまいお詫びしていました。」とある。そりゃないぜNHK。本人たち(東急ホテルズ及び東急グループ)は必死で「関係ありません」と訴えているのに、天下のマスゴミが間違えちゃ影響が大きいだろ。しかし、何を隠そう、私も東横インのことを長い間ずっと東急グループのホテルだと勘違いしてました(^_^;)。あちこちいろんなところで東横インを見かけるたびに「頑張ってるな東急は」と思っていたのは黒歴史として封印してしまいたいものだ。正直、スマンカッタ
なぜこのような勘違いをしてしまったかというと、東急グループの本体、東京急行電鉄目蒲線目黒蒲田電鉄)が東横線東京横浜電鉄)等を合併して出来たわけで(存続会社は目蒲電鉄、商号を東京横浜電鉄に改称)、昔は東横電鉄、東横百貨店等と言っていたわけだ。昔はね…で、そこからグループ企業と勘違いしてしまったわけだが、それはいったいいつの時代の話やねんってことだな。いやいや、失敬失敬。

いつか来た道

高速道の着工未確定路線、税投入1千億円上積みへ」…地方のローカル高速道路建設に税金をもっとぶち込みましょう、というニュース。民営化した高速道路会社が「不採算の高速道路の建設に難色を示している」ため、税金を投入する路線を増やす、だと…なんだか、昔どっかで聞いた話と同じだな。
昭和30年代、改正鉄道敷設法をタテにローカル線建設を推し進める国に対し、国鉄は「そんなん最初から儲からんのわかっとるから要らん」とローカル線の建設・経営に難色を示した。すると、国は「日本鉄道建設公団」なる線路建設専門の組織を作ってそっちでローカル線を建設し、出来上がったら経営は国鉄に押し付ける形に変更した。
その後、昭和40年代と50〜60年代の二度にわたって赤字ローカル線廃止問題が発生し、一度目の時に廃止になったのは11線区だけだったかな、その裏で赤字ローカル線はせっせと作られつづけたので問題は解決しなかった。二度目の時には「国鉄再建法」まで作って徹底的に改革することになり、その中で線路建設を全て凍結してやっと税金垂れ流しの根を絶った。とうとう国鉄は潰れ、赤字ローカル線も数多くが廃止された。
で、今はローカル高速道路なわけだ。私には赤字ローカル線の時と全く同じに見える。ま、政治家のやることは所詮こんなものか。そのうち、赤字ローカル高速道路廃止問題とかいうのが発生して、また国民の税金がたーくさん穴埋めに使われることになるわけだ。はいはい、赤字赤字。

研究中って、昔見たことあるんですが

今日はこれまでにするつもりだったが、2ちゃんねるで非常に面白いものを見つけてしまった。「エアロトレイン TOPページ」…東北大学で研究中のエアロトレイン、宮崎県にあったリニアモーターカーの実験線跡を無償で借り受けて実験を続けているそうな。地面効果とやらを利用して、「500km区間を完全ゼロエミッション、時速500km、325人乗りで12分間隔で往復走行できる」のだそうだ。
地面効果の例として水面効果艇とやらが出てくるが、2ちゃんねるで張られていたリンクをたどって「カスピアン・シー・モンスター」なるヒコーキを初めて知った。これはまた、凄まじい乗り物ですなあ。こういうスレを見てるとどんどん知識が広がるよなあ。それはさておき、エアロトレインは羽根の付いた乗り物で時速500kmで地面を疾走するわけだ。「素直に飛べばいいじゃん」という素朴なカキコが多数見受けられたが、そんな気もするわな。
ほとんどヒコーキのようなものだが、形態からするとあくまでも鉄道である。というわけで…「これに轢かれたらどうなる?」という質問カキコも見られた。で、「500km/hではねられ、さらに後ろのタービンで粉砕され、文字通り木っ端微塵になるだろう」という見解が寄せられていた。今は笑い話で済むが、現実になったらシャレにならんな。
しかしエアロトレインという名称、どうしても斬新さを感じない。かなり昔から知ってる乗り物だ、これは。子供のころ見た「未来の鉄道図鑑」に必ず載ってたでしょ?たしか、フランスで実験してたけど実用化できなかったんだよね。…というわけでいろいろと検索条件を変えてググって、ようやく見つけた。それがこのページ→「Aerotrain」(ドイツのページです)。文章は全く読めないけど写真だけはわかる。一番上の写真はどうやらジェットエンジン搭載のエアロトレインなのか。下にはプロペラエンジン搭載のやつとか、まさに図鑑で見たガスタービンエンジン搭載の馬鹿でっかい回転羽根をつけたエアロトレインもある。
これらヨーロッパで研究されたエアロトレインは結局、騒音問題を解決できなくて実用化しなかったと聞いた。そのヨーロッパよりもずっと騒音に関する規制の厳しい日本において、今更エアロトレインを研究しても実用化できるのだろうか?その上、日本には台風がやってくる。空力が重要になるエアロトレインは気象条件の変化にも敏感そうだし、今からリニアに勝る研究成果があげられるのかね?頑張ってるところを横槍入れて申し訳ないが。
蛇足だが上記のドイツ語のAerotrainのページ、上半分はエアロトレインの解説だが、下半分はどう見てもエアロトレイン実験線の廃線紹介記事です。大変ありがとうございました。今、日本の鉄道趣味界は廃線がブームだが、ヨーロッパの同志もやってることは同じか!(^_^;)
追記:エアロトレインは高速鉄道としては実用化しなかったということだが、クアラルンプール国際空港には「エアロトレインというモノレールのような乗り物」があるそうだ。クアラルンプール国際空港の記事はたくさんあるけど、このエアロトレインそのものについて書いた記事ってのが見当たらんのですが、写真を見る限り普通の乗り物に見えるが…。