TX初乗り作戦開始

午前6時半に起床。とだけ書くと「Yassan珍しく早起きだな。きっと列車に乗りに行く時だけは早起きも苦にならないのだろう」と思ってくれるかもしれないが、起きた時既にテレビつけっぱなしエアコン入りっぱなし電灯つけっぱなし…ま、またやっちまった。当然ながら猛烈に眠い。テレビ消してエアコン切って電灯消して、その後いつもならもう一眠り…なのだが、せっかく早起きしたのだからと寝なおさないで支度してお出かけ。行き先は当然、つくばである。
武蔵野線南流山駅まで行って、そこからつくばエクスプレス(TX)に初乗り。JRの改札を出るとすぐにTX乗り場への階段があったが、そこから先が長い。こんな郊外の駅なのに随分深いところに駅を作ったようだ。ホームに降りると客が一杯!入線してきた秋葉原行きの車内も客が一杯だ!!うっはあ、これは参った。とりあえずその次に入線してきた快速つくば行きに乗車。こちらも立ち客がいるほど混んではいるが、いつもの通勤列車程度の混雑で苦ではない。
…と思ったが、やはりいつも乗ってる通勤電車とは客層が大きく違う。乗車している客の大半はおそらく「試し乗り」、すなわち私と同じ(^_^;)。老人グループ、子連れが異常に目立つ。もちろん車内は騒々しく、中にはいかにも怪しげな鉄道マニアっぽいのもいて気色が悪い。まあそれは仕方がないけどね。
初めて乗った線路が立席とは不本意だが、致し方なし。それにしても…TXは新線なので快速電車が飛ばしても揺れは少なく極めて快適。関東ではこれまで多分他に例が無かったと思うが最高時速130kmでぶっ飛ばしているが、車窓の風景がのどかなので速度があまり実感できない(^_^;)。実感できるのはカーブを曲がる時にいつもよりやや遠心力がかかるのと、停車時にブレーキがかかったときか。それも立ってるときには感じたが座ってるときはあまり感じなかった。さすが新線。
守谷を出るともう終点まで止まらない。守谷を出た直後にデッドセクション(死電区間)を通り、直流から交流に切り替わる。JR以外の鉄道で同一線区内に直流と交流の区間があって交直流電車を持っているのはTXくらいのものではないかと思うのだが。デッドセクションといえば車内の電灯が消えるとかいった“お約束”があるのだが、ここは猛烈に加速しながらすんなり通過してしまったようで何事も起こらず。交直切り替えも時代とともに変わっていくらしい。
南流山を出てからすぐに地上に出て、一部掘割やトンネルもあるが基本的には高架上を走っていたが、終点のつくば駅はまた地下にある。TXは6両編成と短いのだが、それでも大勢のお客が降りていった。改札口に向かうと、そこにはかなり大勢の人が…おおおお!?キップの券売機の前にすごい大勢の人が並んでるぞ!これは現実か?TXはパスネットカードが利用できるので、カードがあればあんなに券売機前に並ばなくてもいいはずなのに…つくば市民はそれを知らんのか?多分みんなが試し乗りなのでまだカードを買うほどではないと思っているのだろう。
人のことはさておき、私のパスネットカードも残金が20円しかなくて(^_^;)、この駅で買おうと思っていたのだった。もしあの券売機でしかカードが買えないとしたら…考えるだけでもおそろしい。これは物凄い判断ミスか?恐る恐る駅事務所に行って「パスネットカードの発売場所はどこですか?」と聞いたら「ここで売ってます」と返ってきて一安心。改札口も地下だが、地上には出ないでとっとと引き返す。
ホームに戻るとさっき乗ってきた電車がガラガラの状態で止まっている。TXはつくばまで入ってくる車両(交直流電車2000系)にはボックスシートがあり、私はこの席の進行方向窓側の席しか狙ってない。幸いにも一つだけそこが空いていたので余裕でゲット!フッフッフ、楽勝だね。しかしこの車両、冷房の効きが悪いなあ。まあ、とりあえず写真でも撮るか。外に出て初めて気がついた…この車両、弱冷房車じゃねえか!!…速攻で下車。いくらいい席が取れると行っても弱冷房車じゃ暑くてかなわん。私は弱冷房なんて認めてない。けしからん。
そういうわけで次の電車を待つことにした。つくば駅には日中4本の電車が発車していくので平均すると15分間隔となるが、快速と区間快速の2種類があり停車駅が違うので等間隔には出て行かない。今降りた電車は快速、次の区間快速までは20分以上間がある。まあそれも仕方がない。自分が乗りたいポジションで乗らないと、わざわざ乗りに来た意味がない。

TX完乗しました

やっと来た区間快速秋葉原行きの進行方向窓側のボックスシートをゲットして、満足しながら出発。始発から座席は満席で立ち客もいる有様ながら、超満員というほどではない。券売機前の超渋滞と比べるとちょっと以外だが、あの券売機の少なさがボトルネックになっているのだろうか。TXは最初から大勢の客が乗りに来るとは思っていないようで、券売機の数も改札機の数も少なめだし、車両も1編成6両しかないが増結できるようホームが延長できる構造にはなっていないようだ。都心に乗り入れる電車が6両しかなくて大丈夫なのかなあ。
まあ、走ってるところがかなりの田舎なので(^_^;)、客が増えるかどうかはまだわからないのだが。地上にあるどの駅も、他の線路との乗換駅以外は周辺はまだ未開地域。だだっ広い空き地は今必死に造成されている途中で、一足先に完成した道路だけが矢鱈に立派に見える。沿線風景は単調だけどなかなか良好。そんな中で、研究学園駅のすぐ近くに妙な道路を発見!一直線に伸びる広い道路、しかし外界とは隔離されクルマは一台も走っていない。まるで廃道のような趣。これはもしかして、自動車雑誌に良く出てくる谷田部の自動車研究所とかいうやつか?…あたり(^_^)。財団法人日本自動車研究所の真上をTXは通り過ぎているのであった。
車内は相変わらずガキがうるさい。子連れが物凄く多い。私と同じボックスに座っているガキは幸いにも騒がず電車のたびを堪能しているのでそれは結構。区間快速は停車駅が多いので客の入れ替わりも若干あるが、試し乗りの人もちょこっと乗る人と通しで乗る人といるようだ。私は初乗り区間の沿線風景を目に焼き付けるので必死で他のことには気が回らないが(^_^;)
南流山以南に入ると建物の数も増えてくる。都会の趣も少しづつ出てくる。それにしても、今朝早起きしてしまったので眠い。新線に乗ってて眠いなんて実にけしからんことだが、ついウツラウツラしてしまうことを抑えるのに苦労しなければならなかった。そのうちTXは地下に入ってしまう。景色がなくなるとこのウツラウツラを押えるのはますます難しくなる。
北千住を出るといよいよ地下突入である。もう眠くてダメ。なんということだ。たとえ地下でも新しく乗る線は起きているというのが私の鉄則なのに。なんとか耐え忍びつつ、秋葉原に到着。どっと客が降りる。駅は大深度地下にあるそうで、地上に上がるまでがかなり長かった。人はやっぱり大勢いる。後で「秋葉原駅は入場制限をしていた」というニュースを見たので、秋葉原もつくばで見たよう状況にあったのだろう。

秋葉原も様変わり

長い長い階段(正確にはエスカレータ)を上がってやっと地上に出たとき、私は思った。「…ここはドコ?」今まで見たこともない風景があった。いや、良くみるとそこにはロケット本店がある。…あれは知ってる建物。だけどまだ位置取りが理解できない。目の前の広い駅前ロータリーは何?広くて使いやすそうなJR改札口は何?整然とした街並み、高いビル、きれいな駅前。何もかも、今まで見たこともない風景。ここは秋葉原ではなかったか?
そこが長い間板に囲われて見えなかった、旧秋葉原の貨物施設跡地だったことを理解するのにたっぷり5分かかった。やっと位置関係が理解できたところで、とりあえず電気街口を目指す。新しく自由通路が出来ていたのでソコを通ればすぐにいける。電気街口に移動してやっと一息ついた。ああ、これでこそ秋葉原だよ。汚い街並み、狭い駅前、雑然としたビル群。こうでなくては。
反対側に回るとまた違う風景が。青果市場跡地に建設中(完成済み)のビル群である。これまた、秋葉原らしくない豪勢なものが建ったものだ。ビルの中に喫茶店が出来ている。これがあれば秋葉原めぐりもだいぶ楽にはなるなあ。
久しぶりに秋葉原をウロウロしてみたが、やはりだいぶ変わっているな。潰れてしまったあの店この店、店舗跡には別の店舗が入って違う風景を見せている。お目当ての製品はまだモックアップしか置いてなくて、値段もオンラインショップと比べてかなり割高。しかもよくみると「お取り寄せ」になっていて、新製品なのにもう品切れなの?と落胆。
一応確認のために有楽町に移動してビックカメラで再度物色。ここも値段、在庫とも似たような状況。今日は買うのは諦めよう。でもこれだけ歩き回って何も買って帰らないと体に悪いしな(^_^;)。というわけで、「Mr.BOO! DVD-BOX」の限定版じゃないやつを購入。実はMr.BOO!は「アヒルの警備保障」しか見たことがないのだが(^_^;)

さらに物欲

秋葉原で不発だったから、というわけでもないが(あるかもしれないが)、帰宅後競馬観戦してからカーショップに行きETCを取り付けてきた。この前カーナビ買ったついでにETCもつけてしまえ、とは思ったのだが、馬鹿は休み休み物欲も程ほどにしておかないといけないと思って自重していた。しかし明日は車を使ってあるところに行ってくるので、ETCはあったほうがいい。と思って、ちょうど物欲不発でフラストレーションもたまっていたので速攻で買った。
カーナビ買った時にゲットした割引が3500円に達していたものの、ETC本体や工賃などで合計2万円もかかったので出費としては痛い。以前からETCを取り付けるのに最大の障害となっていたのはこの金額で、なんで道路公団なんかの都合でこんな高価な機器を買わなきゃならんのだ?と不満だったのだが…やはりETCは便利だ!!先月末に和歌山に行った時につくづく思った。それにETCだと割引制度もいろいろあるしね。さあ、明日が楽しみになりました。