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数少ない女性ライダー・・・中年ですが(^_^;)

福岡の真夏の夜はマジで暑かった。高校卒業時まで住んでたところだから知らないわけではないが、久しぶりに実感。そういうわけで起きた時から既にグッタリ。妹は8時に仕事に行った。と書くと随分勤勉なヤツに見えるが、ヤツはオフロードバイクで北海道を半月も走り回るようなヤツで、そういうところは兄である私と同じか、それ以上。今年もつい先日まで北海道を走り回っており、ある日「天塩中川に泊まってる」とメールを送ってきたので「近くにある美深町のトロッコ王国に行くべきだ」と返信しておいたら、ちゃんとトロッコ王国に行ったそうで「とてもよかった。他のライダーにも勧めた」と言っていた。そういえば昨晩、バイクのツーリングの雑誌に載ったとかいって自慢していた。本屋で発売中の雑誌に確かにシッカリと載っていた。呆れたやつだ。
家の中に去年の「北海道　道の駅スタンプラリー」のスタンプ帳が落ちていて、それがかなりボロボロになっているのでコイツはかなり回ったようだなと思いつつ中を見てみたら、なんと一つを除いて全部スタンプが押してある。押せなかった道の駅のところには「通行止め」と書いてあり、物理的にいけなかったらしい。まったく…兄も「乗りつぶし」に人生をかけているが妹も潰すことに関してはとても熱心なことがよくわかった。それにしても道の駅完訪一歩手前とは凄まじい。カネとヒマさえあれば達成可能とは言っても、これはなかなか真似できん。

疲れたのでアッサリ帰ります

さて…乗りつぶしと言えば京都市交通局東西線の一部がいまだに未乗区間となっているわけだが、ちょうどこれからの帰りにちょっと京都に寄って乗り潰してくればそれでよし。この期に及んでもまだ「どうやって関東に帰るか」決めておらず、今回も金を使いすぎたので帰りは18きっぷにして大阪あたりで一泊して京都の未乗線を潰して帰ろうか、いや金はかかるけど京都まで新幹線で行って未乗線を潰して帰ろうか、などと思案していたのだが…。今朝起きると、どうも体調がよろしくない。連日の暴飲暴食にこの暑さで体が参ってきたのかもしれん。体調の悪さに精神が引っ張られて、今日はもうサックリと帰って後日を期すか、と弱気になってきた。だいたい18きっぷで帰ろうとすると福岡は早朝に出ないといけないが、もう10時過ぎてるし…。
そんなわけで、アッサリと乗りつぶしは断念して最寄のJR笹原駅で東京都区内まで乗車券と新幹線特急券を購入。「新幹線自由席特急券/のぞみ特定特急券」という矢鱈に長い名前の切符だが要するにのぞみ号の自由席券である。笹原駅にはいつの間にか「東口」が出来ていて、昨晩は博多から帰って来たときにそれを初めて見て驚いた。笹原駅は国鉄が民営化する直前の昭和62年3月に出来た駅で、当時は無人駅。開業式の日にはもちろんカメラを持って撮影しに行ったものだ。それから約20年…随分と発展したものだ。
笹原の次の駅、竹下駅は線路の配線を変える工事をしていた。島式ホーム1本のみの竹下駅だが、その外側に停車しない列車の通過線を整備してそちらが本線となり、竹下駅で列車の追越ができるようにするようだ。関東の駅で言ったら…京王の八幡山とか京急の鮫洲がそうなのかな。JR九州は貧弱な線路の上に走らせる列車の数が多すぎて、日本の鉄道とは思えないほど列車がダイヤ通りに来ないという印象だが、線路の増強もこうして矢継ぎ早（泥縄式とも言うか）。水城と都府楼南の間にある追い越し設備も驚いた記憶があるな…。南福岡と春日の間が三線になってるのも「ようやるわ」という感じだ。

子連ればかり…盆の帰省ラッシュを忘れていました

等と書いてきて、やっと新幹線に乗るわけやね(^_^;)。指定席がもう喫煙席しか空いてないということでやむを得ず自由席を選択したわけだが、博多は始発なので座るだけならなんとでもなる。空いてなかったら次に乗ればいいわけだし。幸い窓側A席が簡単ゲットできて無問題。そういえば今日からお盆の帰省ラッシュが始まったそうで、流れとは反対側の上り列車とはいえ客は多い。それに、幼い子供づれというのが大変に多く、車内はガキどもの騒ぐ声で静かになる瞬間が全くない。新山口から私の隣にも、よりによって乳児を抱えた母親が座ってキター！ああこれはもう覚悟するしかないな。
しかし、乳児はしばらくはずっと大人しかった。ヨシヨシ、そのままでいてくれと念じる。しかし次第にむずかりだし、私も覚悟を決めたその瞬間！母親は席を立ってデッキに行ってしまった。ホッとしつつ、他の乗客にメーワクをかけまいとする姿勢には感服いたした！荷物を持って行ってしまったのでもう戻ってこないかもしれないが、とりあえず次の広島までは席を確保しておいてやろうと思った。まあ、もう発車してだいぶ経つし、もう「この席空いてますか？」といってやってくるやつはいないだろうと思いつつ。
…いるんだなこれが。新山口を発車して何分も経ってるのに、まだ席を探しているヤツがいた。多分指定席に間違って座っていたか、指定席車のデッキに立っていて車掌に追い払われたヤツだろう。（自由席券の客は指定席のデッキに立ってもいけない…ことになってる一応(^_^;）女の二人組が席を探してやってきた。来るな来るな…通り過ぎた。二人組だから席一つだけじゃどうしようもないしな（女のグループは離れて座るという決断はなかなかしないし）。ホッとしたら今度はオヤジが来たー！「席空いてますか？」「空いてません！さっき母子連れがデッキに行ったでしょ？」…追い払ってしまった。やっちまったよ。
肝心の母子連れは依然としてデッキに立っていたが、出口近くの別のお母さんが見かねたのか自分の座ってる席の近くの空席に誘導した。私の努力は水泡に帰したが、まあ良かろう。母子連れもオヤジの隣よりは同じ母子連れの隣のほうが余計な心配しなくて済むからよかろう。

真夏の酷寒

その後も停車駅ごとに乗客が入れ替わりつつ混雑具合はほぼ定員の100%程度で推移。立ちんぼはいないようで結構結構。ガキのせいで車内の騒々しさは相変わらずでこれはどうしようもない。京都あたりからかな、一際騒々しい母子連れが乗って来た。うるさい子供を3人くらい連れてて母親は制御不能になってるようで全く静かにしない。メーワクこの上なし。眠れやしない。歌うな！ケンカするな！！走り回るな！！！ここはお前の家じゃねーぞ！！！！
博多を出たときは天気も良くて、暑くて暑くてしょうがなかった。しかし岡山あたりから曇ってきてそのうち雨が降ってきた。天気予報でも東京は雨と出ていた。マジかよ…気温も低くなってるらしく、だんだんと冷房の寒さが身にしみるようになってきた。名古屋を出ると次の新横浜まで1時間半ばかり停車しないが、その間どんどん車内は冷えてくる。きっと博多を出たときの冷房の設定のままずっと変えてないのだろうが、乗ったときは冷房の効きの良さに感謝こそすれ文句は全くなかったが、そろそろ天候と気温にあわせて調節すべきでは？
と暑がりの私でさえそう思うくらいだから、他の乗客にはもう身を切るような寒さ。あちこちで大人が咳をし始めた。あれほど騒々しかったガキどもが、ついに一匹残らず静かになってしまった。飽きて眠くなったというのもあろうが、あまりの室温の低さに元気を吸い取られたのだろうというのも否定は出来ない。しめしめ、いい傾向だ。
と思っていたが、隣の席に座っている母親のところに幼い娘が来て「寒い寒い」と訴えてるのを見てだんだん気の毒になってきた。だいたい、静かになっても私も寒くて寝られやしないし。この肌を刺すような冷気はどこかで覚えがある。…そうだ！我社のマシンルームの室温20度一定の、あの冷気と似ている！！いったい何度に設定しているのやら。おいおいこれは寒いぞ！結局終着まで室温の再設定はなかった。
関東は幸いにもまだ雨は降っておらず、私が帰宅した直後から猛烈な豪雨となった。アブナイアブナイ。どうも私はずっとツキまくっていたようだな。明日は土曜日で競馬があるけど、ツキを使い果たしてこっちはダメかもしれんな。