マジで里山

昨日の予告通り、今日は早朝から起きだして支度し羽田空港に向かう。朝ラッシュど真ん中の京浜東北線に乗ることになるが、以前と違って押しつぶされるような混雑ではない。上野東京ライン様様だな。
羽田空港では団体受付のカウンターに行き、行きの航空券を渡される。一日2便しか飛んでいないレアな行き先、能登行きである。
今日明日とパックツアーに参加して能登旅行をしようという算段である。
能登地方なんて行ったのいつ以来だろうか。前回来たのはずっと昔だと思ったが、たしか2005年の福岡西方沖地震が発生した際に七尾駅前にいたので結構最近だ。当VOYAKIを検索すると2005年3月22日から23日にかけてのと鉄道にお別れ乗車しに来ているので13年ぶりか。
能登行きの飛行機に乗るにはバスで駐機場に向かう。まあマイナーな行き先はボーディングブリッジは使わせてもらえないわな。せっかく窓側席が取れたが翼の真上で、しかも外は曇り。つまらん。能登空港は通称「のと里山空港」というだけあって、周囲はなーーーんにもないマジの里山である。旅客機ターミナルの横に「日本航空学園」と大書した格納庫があり、外にYS-11くらいの大きさのプロペラ機が3機も駐機している。3機!?たしか少し前に民間所有のYS-11高松空港から能登空港に移動したというニュースがあったが…
後で日本航空学園のWEBサイトを見ると実習用にYS-11を3機保有、とあったので私が見た3機はこの実習用であるらしい。3機中1機が柄違いだった気がするが注視してなかったので記憶があいまいだ。
能登空港からはツアー客一行がバスに乗車し各観光地を回る。能登の天気は晴れで若干暑いくらい。旅行には最適である。まず最初に向かったのは能登ワインの醸造所である。能登ワインとは全く聞かない名だ、と思ったがそれもそのはず能登ワインは生産量の94%を石川県内で消費しているため他県にはほとんど出て行かないそうだ。そう聞くとずいぶん貴重な気がしてきて、試飲してうまかったのもあってハーフボトルを3本も買ってしまった。旅の初っ端で重たいお土産とは(^_^;)
なお、この後めぐる観光地のそこここで能登ワインは売られていた。石川県内にしか出回らないとあおられたが、石川県内を観光している限り普通に見る(^_^;)
次の目的地に向かうために国道を走るが、沿道は廃屋だらけで寂れっぷりが酷い。里山の荒廃ぶりはかなり深刻なようである。