哀れ何も手が打てない状態

「見捨てられて…」SLの余生に明暗 放置されぼろぼろの車両 市は対応に苦慮 福岡県八女市」…SLブームにより昭和40年代から50年代始めにかけて数多くのSLが全国各地で保存されたわけだが…それから40有余年、既に鉄道車両だった年数より置物になった年数のほうが長くなったSLたちはその後の明暗がはっきりわかれた。
保存会が機能していて今すぐにでも走り出せそうなピッカピカの車両があるかと思えば、この記事のように見捨てられてボロボロに朽ちたSLも方々に存在する。手入れしないなら見苦しいから撤去したらいいのに、と言いたいところだがそれも出来かねる事情がある。昔の鉄道車両にはアスベストが使用されているので、解体となるとアスベスト除去の費用が重くのしかかる。
記事にある立花町D60は、すぐ隣に倉庫が建ったために見学しようにも建物の陰に隠れてしまい、撤去しようにも倉庫が邪魔する、という有様だそうでどうにもしようがない。金もないんじゃ、これからもずっとこのままなんだろうか。あまりにも不憫だ。