日本一短い鉄道のこと

意外? 日本一短い鉄道は「和歌山県」だった 南海和歌山港線の不思議」…何を言っているんだ?水軒のことか?
日本で一番短い鉄道。少し前までは紀州鉄道だったが、今は芝山鉄道がそれである。しかしそれは、自前で線路を持ち列車を運行している第一種鉄道事業者の話。線路を持つだけの第三種鉄道事業者まで含めるともっと短い事業者がいるよ、という話だった。
その事業者が、和歌山県南海電鉄和歌山港線の一部(久保町−和歌山港−水軒間)の線路を所有していた。水軒駅は和歌山県所有、というのは鉄道トリビアで有名だった。水軒はまた発着列車が1日2往復という「難易度の高さ」でも有名だった。
そんな和歌山港線は、和歌山港−水軒間が2002年に廃止(もうそんなになりますか…時の経つのは早いな…)。以降、久保町−和歌山港間2.0㎞が和歌山県所有として残り、芝山鉄道よりも短いという理屈である。ちなみに久保町という駅も廃止されたので久保町駅跡は南海と和歌山県の分界点となっているそうだ。
だから日本で一番短い鉄道は和歌山県!というのは、法律的にはそうかもしれんが、社会通念上の鉄道会社はやはり第一種鉄道事業者を言うのではなかろうか。譲歩しても第二種鉄道事業者JR貨物など)までだな。日本一短い鉄道は?というクイズに芝山鉄道と答えて、「ブッブー!!正解は和歌山県です!!」とドヤ顔で言われたところで、そいつは気持ち悪い鉄ヲタにしか見えないだろう(^_^;)