差がつく第三セクター鉄道

智頭急行の特急「スーパーはくと」に新型導入 2024年めど 年間63万人利用、京阪神〜鳥取結ぶ」…大阪と鳥取を結ぶ特急「スーパーはくと」に使われるHOT7000系がデビューした四半世紀ほど前の1994年。既に私は社会人になっているナァ。この列車が走行する智頭急行線を乗りつぶした時はまだデビューしていなかったが、何となく私は乗ったことがあるような気がする(^_^;) 年取ると昔の記憶があいまいになってくるが、実に残念なことだ。
で、智頭急行の特急の新車の件だが、大株主で取締役会長であるところの鳥取県知事が力強く言うには「智頭急行は好調に黒字を重ね、車両更新に使える基金が34億円ほどあり、現実的にも更新に向かいうる状況にあります」だと。黒字が出ても浮かれることなく未来のために貯金し続けてきたのだな。この辺は北越急行と同じで好ましい。
と言っても次の新車は一体どうするのか。HOT7000系は言うまでもなくJR四国2000系がもとになっているが、次の新車もJR四国ディーゼル特急車を基本にするのだろうか。あちらさんは車体傾斜式の2600系が失格の烙印を押されて開発をやり直すみたいだが、それの進展具合によっては智頭急も影響を受けそうだ。
第三セクター鉄道で社名に「急行」と入っているところは北越も智頭急も特急列車でがっぽり貯金をためたので今も次の一手が打てる状況。一方、阿武隈急行はじり貧で自社では車両の更新もままならない。第三セクター鉄道も開業して数十年経って、うまくいってるところといってないところの格差がますます激しくなってきたナァ。