鉄ヲタのノリでやると恐ろしいことに

ああ、またやっちまった…
最近景気がかなり良いらしいが、そのせいか嫁の勤務先で深刻な人手不足となり、今月は土日とも嫁も出勤することとなった。ので、私は午前中は独り身である。
今日はとりあえずカーディーラーに行って車検を通した車を受領するという任務があった。無事に車を受け取り、しかし嫁が仕事終わるまで時間があるのでヒマである。ので、例によって酒屋巡りをした。といっても特に目標があるわけではなくしいて言えば状態の良いサントリーローヤル15年があったら買いたいなーみたいな感じで、定点観測と言ったほうが良い感じ。
そんな時に限って掘り出し物を見つけてしまうものだが今日見つけたのは只者ではなかった。なぜか知らんが、大手の酒屋チェーンであるところの「やまや」にて山崎12年と響17年を発見。どちらも複数あり、もし喉から手が出るほど欲しいならまさにチャンス到来という感じだ。
しかし私は山崎も響も持っていて、しかも山崎は定価だが響は13800円と微妙にプレミアム価格になっている。これは悩む。この前響21年を買うのに崖から飛び降りるような気合を使ったばかりでこれはどうなのかと。
いったんその場を離れて嫁と合流することにしたが頭の中はずっと悶々としたままだ。そしてこのことを嫁に話すとこともなげに一言「買ったら?」 嫁は比較的ドライなので後で苦しまないなら買ったらいいじゃんみたいなノリである。
最初に見かけてから数時間経っているのでとりあえず存在確認をしようと思ってもう一回その「やまや」に行ってみた。まだあった…山崎12年が1本売れただけでその他は残っている。意外と、売れ残ってるなあ(^_^;)
ああ迷う。迷うが、買わないで後悔するよりは買って後悔するか。去年、釧路にて別海と奥行臼の硬券入場券を目にして「別海持ってるかどうかよく覚えてないけどたぶん持ってたような気がするからとりあえず買わないでおくか」と奥行臼の硬券だけ買って帰ってチェックしたら別海持ってなかった、なんで買って後悔しないのか、と数十年ぶりに屈辱にまみれた記憶がよみがえる。ここまで来たら、もはや買うしかない。私にはその選択肢しか残されていなかった。
というわけで、響17年と山崎12年の両方を買った。実に恐ろしきはマニアック。鉄ヲタのノリでウイスキーを買ったらこのような無間地獄に落ちる。しかも、ウイスキーは切符の100倍くらい値段が高い(^_^;) 全く同じノリでやると早々に破綻するから、ほどほどにしとかないとヤバい。が、おそらくサントリーのエイジものは近々休売になるから、たぶんこれで正解なのだと。