小学生が決めたマスコット

東京五輪マスコットはなぜ小学生投票で選ばれたのか 審査会が語る「意思決定の難しい時代」の1つの在り方」…東京オリンピックのマスコットキャラクターを決定した件。最初見たとき私は「?」となり、嫁はこんなのありえないと憤慨。しかし、このキャラクターを最終的に決めたのが小学生の投票だと聞いて、二人とも黙った。
確かにこのやり方はいいかもしれない。大人が決めれば、必ずもめる。数人で決めても密室で決まったと揉め、多数決をとってもその母数はどうなんだ?となって揉め、公募で決めても誰が選んだんだ?で揉め、結局揉める。子供が決めた、しかも多数決で、となると大人が口を挟む余地が小さくなる。
やり方もなかなか良い。学校のクラス単位で議論の上意見を集約しての投票というのが良い。これは立派な教育だ。こんな決定方法を考えた人はなかなか頭が良い。少数意見が大きく聞こえる現代において、子供をダシに使ったとは言え文句の少ない方法を考え出すのはなかなか頭の良いやつの仕事であると思える。